シビレま変圧器

第58回「ビデオデッキで、てんやわんや」

こんにちは。

各所で大騒ぎのハロウィンが終わったかと思ったら、もう11月。
すっかり肌寒くなってきたじゃないですか。

さて、先月のPCトラブルに引き続き、今月はビデオがトラブったお話です。

むかしむかし、撮った動画を取り出すのに、出力端子にアナログ(赤白黄の)ケーブルを使わないといけないデジタルだけどアナログなビデオカメラを持っていたのです。

現在は録画データが直接、メモリーカードに記録されるので、データの移動も簡単で、劣化なく、バックアップが取れる時代になったわけですが、当時、その機種でしか再生できないDVテープに記録している機種だったので、撮影から帰って来たら、家のVHSデッキにつないでダビングすることで、カメラ本体が突然使えなくなっても、どのデッキでも映像が見られる、という運用をしていたのです(ダビングは実時間かかるのと、画質劣化してしまうのが、ちょっと難点)。

しかしながら、VHSデッキも摩耗部品が多く、そうそう長持ちしませんので、時折買い替えが必要だったりするわけです(この運用、DVデッキやテープのトラブルが思ったより多く、あっというまに不調になってしまったので、あとで思うに正解でした。DVテープは高価だったのですが、無理して山を築かなくてよかった・・・)。

そして、いつの間にかデッキはデジタル(ハードディスクに記録)の時代になり、ダビング先に使っていたVHSデッキが不調になってからは、HDDレコーダーをダビング先にしていました。

我が家のHDDレコーダーは、トラブルもほとんどなくいまだに現役なのですが、最近、DVD読み書きのエラーが頻発してきたのをきっかけに、データバックアップを考えた途端、思わぬ盲点が発覚しました。

盲点とは
・光学ドライブが意外と短寿命
・HDMI(高精細度マルチメディアインターフェース)からはデータが出せない

HDDは消耗品なので、いつまでも使い続けられるわけもないということで、TV録画のデータは、全部消えても大きな問題はないな!

とか思っていたのですが、もしかしてダビングデータは、どうやって外へ出せば・・・
ということにふと気が付きました。

結論からいうと、こうなりました。

「送り側デッキで再生」→「アナログ(赤白黄)ケーブル」→「受け側デッキで録画」→「DVD書き出し」

まーた実時間ダビングですよ。しかもまーたアナログを使ってしまって、画質がさらに劣化。
やれやれ・・・

DVDに書き出したとしても、いつまでも置いておけるわけでもないので、本当はデータのままで保存するのがいいのですけれど、やむなくこんな方法に。

ちなみに、別の方法案もいくつか検討しましたが、全部難ありでボツ。

案① 修理 → そもそもデータが消される可能性が大、さらには新品レコーダーが買える修理代。
案② ドライブだけ自分で交換 → マッチする部品入手が困難。そして本体を壊す心配。
案③ HDDからデータを抜く → TV録画のデータもある関係で、これは違法!?
案④ 簡単マシーンで簡単コピー → 一万円くらい出費するとお手軽装置が手に入る訳です。


簡単コピーマシーンの一例
おなじみAmazonで見つけた簡単コピーマシーンの一例。

現在は、デジタル記録できるカメラが安価に入手できるので、アナログ的なダビング生活はしていないのですが、バックアップ先のHDDだって、接続インタフェースが変わってしまうと移し替えなければなりませんし、なにより突然死んだりしますので、過去データの延命には、時折悩まされてしまって困りますねぇ。

こんな感じで今日もダビングダビング、またダビングです。

それではまた。

電気先生
電気先生
インターネットやパソコン・携帯・スマホの世界になぜか精通しているだけでなく、アキバ系のダークなカルチャーにどっぷり浸かっている毎日。
ツイッターにも出没中。苦情はこちらへお願いします → @siuyanmm


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