2015年12月14日 

■日本無線、自社製品がより安心して利用できることを自負できる試験結果

二輪車用ETC車載器「JRM-11」

 二輪車用ETC車載器を2006年に発売を開始、2014年度には累積販売台数が50万台に達したJRC日本無線。現在、ハンドルまわりにスッキリ装着できるアンテナ分離型「JRM-11」「JRM-11L」、装着車種が幅広いアンテナ一体型「JRM-12」をラインナップするが、この内 JRM-11についてIEC(国際電気標準会議)による電気部品の防水・防塵保護規格である「IP66」の試験を実施。

 IP規格とはIECによって定められた防水・防塵の保護規格。IP に続く2ケタの数字の左側が防塵等級を、右側が防水等級を表すもので、「IP66」は防塵等級IP6X(塵埃の侵入があってはならない)、防水等級IPX6(製品に対するあらゆる方向からのノズルによる強力なジェット噴流水によっても有害な影響がない)という基準だ。

 もともと自動車部品の防水規格である「JIS D0203-S2」 (自動車部品の耐湿および耐水試験方法のJIS 規格。噴水試験S2「強い受水状態について部品の機能を調べる試験」)をクリアしたJRM-11だが、その性能がIP66 の検査基準を十分満足するものであることも確認。

 二輪車用ETC 車載器がさらに自動二輪車に必要とされる耐環境性能を満たしていることが証明されたことで、万が一突然の暴風雨に襲われても、高圧洗車の強力な噴流水に晒されても壊れることがなく、より安心して利用できる製品であることを日本無線は自負できる結果となった。