2015年12月15日 

■『THE 444RR大全』その4 「初代F-3チャンピオンマシンの直系」

YAMAHA FZ/FZR
 XJ400Zが登場した1983年の東京モーターショーに展示されたXJ400ZベースのF-3レーサーFZR400は大きな話題となり、市販化の期待がふくらんだ。FZR400は翌年、江崎 正選手がライディングしデビュー戦こそ8位だったが、第3戦で初優勝、第4戦鈴鹿も連続優勝を飾った。ワークスレーサーFZR400と同時開発されたFZ400Rは、XJ400Z系エンジンをベースにバルブの大径化、高速タイプのカムシャフト、ピストンまわりを中心としたフリクションロスの低減、ハイコンプ化などで馬力、トルクをアップ。フレームは軽量高剛性角形断面で、リアフレーム別体、ダウンチューブは左右ともボルトオンで整備性を高めているCda値0.3を切ったハーフカウルにシングルシート風のリアカウル、集合マフラーやアルミ鍛造セパハンなどF-3レーサーの公道バージョンで、GSX-Rと共にレーサーレプリカブームに貢献した。
……続きはこちらのリンクから