2016年2月4日 

■ドゥカティジャパンがSCRAMBLERの2016年モデルを発表

 ドゥカティジャパンの2016年ニューモデル発表会が、明治神宮外苑のいちょう並木沿いのレストランで華やかに開催された。なんといっても話題はドゥカティのラインナップに久々に登場したミドルクラスドゥカティ、「Sixty2」のお披露目だろう。車名から650辺りの排気量マシンを想像した方もいるかもしれないが、この「Sixty2」のネーミングは、1962年を表している。この年、ドゥカティはアメリカ市場に小型ドゥカティ(50、100、125㏄の排気量を持つ初代スクランブラーだった)を初投入したのだ。その小排気量クラスドゥカティの再来と位置付けて「62」を車名としたという。

ドゥカティジャパンの加藤 稔社長自ら2016年モデルの発表を行ってくれた。 原宿には、アパレル商品のみを扱うアンテナショップもオープンするなど、今年はSCRAMBLERファッションにも注力。

 搭載されるエンジンは、基本の空冷Lツインは変わらず、399㏄にスケールダウンしたものが搭載される。ボア72㎜×ストローク49㎜の超オーバースクエアタイプ。クラッチやオルタネータカバーには機械加工による軽量アルミニューム製カバーが採用されている。

 もう一台、注目は、最新のイタリアンファッションブランドとして注目を集めている“ITALIANINDEPENDENT”とDUCATIがコラボレーションした「ITALIAN DEPENDENT for SCRAMBLER」だ。SCRAMBLERのFull Throttleをベースに、ITALIAN DEPENDENTがコーディネイトしたモデルで、ゼロドラッグのハンドルバーを始め、ハンドルに吊り下げ式のミラーやCafe Racerウインドシールド、ショートフェンダー、専用デザインシート、テルミニョーニ製ブルブラックエキゾースト、つや消しブラックエンジンとすべてをブラックで統一。ホイールとフレームをナイトカッパーカラーにしてポイントにするというシックなスタイルのカスタムだ。ちなみに全世界で1,077台の限定エディションに。

 また、SCLAMBLERカスタムの最新バリエーションとして「FLAT TRACK PRO」も発表された。これまたSCRAMBLERFull Throttleをベースに、ダートトラッカーのイメージでまとめ上げたカスタムで、レレーシングイエローに塗られたスチール製燃料タンクや、これまたイエローベースのサイドナンバープレートなどで雰囲気を出している。

SCRAMBLER Sixty2。車名の「62」はDUCATIが小排気量モデルをアメリカに初投入した年のオマージュ。 DUCATIと注目のファッションブランド、ITALIAN DEPENDENTとのコラボモデル。
SCRAMBLER FLAT TRACK PRO。ダート・トラッカーのレーシーな雰囲気をより高めたモデル。トロイ・ベイリスやジョニー・ルイスが乗っているマシンからヒントを得たという。

■ドゥカティジャパン http://www.ducati.co.jp/