2016年2月12日 

■ホンダが2016年のモータースポーツ活動計画を発表

全日本選手権を戦うホンダのライダーたち。(左より)高橋裕紀、渡辺一馬、高橋巧、秋吉耕佑、山口辰也(ロードレース)、成田亮、能塚智寛(モトクロス)、小川友幸(トライアル)。


 創業当時から世界の頂点を目指し、モータースポーツ活動に取り組んできたホンダ。2016年も世界中のユーザーに楽しさと感動を届けるべく、二輪四輪様々なモータースポーツ活動を展開していく。その概要が2月12日、発表された。



主な二輪モータースポーツ活動
●FIMロードレース世界選手権シリーズ
MotoGPクラスには 2016年シーズンでのタイトル奪回を目指し、昨年同様ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム」から2年連続(2013年、2014年)チャンピオンのマルク・マルケスとMotoGPクラス参戦11年目となるダニ・ペドロサの2名が2016年型のワークスマシン「RC213V」で参戦。サテライトチームと合わせ、4チーム5台体制でライダーズタイトルおよびコンストラクターズ、チームの三冠獲得を目指す。Moto3クラスは 2016年型のワークスマシン「NSF250RW」を11台投入、3年連続ライダーズチャンピオン獲得を目指す。

●トライアル世界選手権シリーズ
ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム」から、9年連続チャンピオンのトニー・ボウ、参戦21年目にして通算300戦を迎える藤波貴久、昨シーズン躍進したハイメ・ブストがワークスマシン「COTA4RT」で参戦、ライダーズタイトル獲得とコンストラクターズタイトル11連覇を狙う。

●モトクロス世界選手権シリーズ
最高峰クラスのMXGP(450cc)クラスに、昨シーズンランキング2位のゴーティエ・ポーリンと3位のイブジェニー・バブリシェフが、ワークスチーム「Team HRC」から参戦。また、昨シーズンMX2(250cc)クラスでチャンピオンを獲得したティム・ガイザーがMXGPクラスにステップアップ、以上3名のライダーは2016年型ワークスマシン「CRF450RW」を駆りチャンピオン獲得を目指す。 HRC契約ライダーの山本鯨は「CRF450R」で参戦。MX2クラスはホルヘ・ザラゴザがワークスマシン「CRF250RW」で参戦する。

●FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ
英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドが支援する「ホンダ・ワールド・スーパーバイク・チーム」から2006年MotoGP世界チャンピオンのニッキー・ヘイデンとマイケル・ファン・デル・マークが「CBR1000RR」で参戦。

●FIMスーパースポーツ世界選手権シリーズ
「ホンダ・ワールド・スーパースポーツ・チーム」からパトリック・ジェイコブセン、「シーアイエー・ランドローズ・インシュランス・ホンダ」からはカイル・スミス、大久保光、ルーク・ステープルフォード、ステファン・ヒルの4名、バーダル・エバン・ブロス・ホンダからはフェデリコ・カリカスロが「CBR600RR」で参戦。

●FIM世界耐久選手権シリーズ
第3戦の鈴鹿8時間耐久ロードレースに、世界選手権および各地域の選手権にホンダから参戦しているライダーを選定、優勝を目指す(詳細は決定次第発表) 。

●MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ
JSB1000クラスにはホンダ・レーシング(HRC)のテスト契約ライダーである高橋巧が「ムサシ・アールティ・ハルクプロ」から、同じく秋吉耕佑が「エーユーアンドテルル・コハラ・レーシングチーム」から参戦。トーホー・レーシングから山口辰也、「エフシーシー・ティーエスアール・テルル」から渡辺一馬が昨年に引き続き参戦、昨年のJ-GP2クラスでチャンピオンを獲得した高橋裕紀が、JSB1000クラスに「モリワキ・レーシング」から参戦。マシンは「CBR1000RR」。

●MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ
IA1(450cc)クラスには、ワークスチーム「Team HRC」から、これまで10回のチャンピオンを獲得した成田亮がワークスマシン「CRF450RW」で参戦し、チャンピオン奪回を狙う。IA2(250cc)クラスには、2015年ランキング2位の能塚智寛がホンダに移籍、ワークスマシン「CRF250RW」で、ホンダとして同クラスでの連覇を狙う。

●MFJ全日本トライアル選手権シリーズ
IASクラスでは、昨年自身5度目のチャンピオンを獲得したHRCのテスト契約ライダー小川友幸が「RTL300R」を駆って「エイチアールシー・クラブ・ミタニ」から参戦、4年連続6回目のチャンピオン獲得を目指す。

 四輪、その他詳細はコチラにて。