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カメラマン 志位充一 職業はカメラマン。誰にも優しい人柄で、あらゆる方面に幅広い人脈を持つ。愛車SL230でホンモノのSL(蒸気機関車)を追いかけ回す筋金入りの撮り鉄でもある。
以前大変お世話になった人から「さきたま古墳は凄いよ〜、ぜひ一度行ってみて」と言われました。さきたま? 古墳? イマイチぴんと来ませんでしたが、恩ある人がわざわざ言うのですから、行かないわけにはいきません。それに、知らないことは自分の目で確かめようの精神で、1月の末のある日に行ってきました。 ルート的には国道17号線をひたすら北進。とことこ進めば2時間位でしょう。鴻巣市を過ぎて 行田市の手前を左に入れば古墳公園に到着。 古墳公園って想像できますか? とにかく広いんです! 駐車場も広い! どこに何があるのか全く解りません。なかでもオススメの場所が「古墳の上に桜の木があって、満開の時はそれは見事だよ!」と、恩ある方がおっしゃっていましたので、まずはそこを目指します。とりあえず看板を頼りに歩き始めて、広さにまたびっくり! いまだに発掘が続いているようで、ビニールシート被っているところもあります。ここの古墳は規模がとにかく大きいのです。 しばらく歩くと、おおおお ありました! なるほどの桜! 春の開花の時は素晴らしく、さらに人も素晴らしく多そうなくらいに立派な桜です。今年はぜひ、この桜を見にまた来ないといけませんね。あちこちと歩きまわり早咲きの梅の香る遊歩道を散策して、古墳公園を後にしました。
次なる目的地は、はるか昔に母親に連れていかれた記憶がある場所へ。うん十年ぶりの訪問です。薄い記憶も紐解きながら訪ねた先は、東松山の見の百穴。ずーっと「ひゃっけつ」かと思っていましたが、実は「ひゃくあな」というそうです。ここも古代人のお墓の跡が山肌に無数にある遺跡です。 行ってみてまたびっくり。一目見て、正直「こんなに山小さかったかな?」と、記憶とは違っていたのです。子供の頃の記憶では、山じゅうに大きなあながどーん! とあったのですが……実際には人がやっと入れるくらいの小穴がたくさんあるだけです。 がっ、ありました! 一番下のところに車が入れるくらいの大穴が幾筋か! ところが説明書きをよく見ると、この大穴は旧日本軍が掘ったそうで、古墳ではありませんが、この穴の記憶がのこっていたのと納得しました。子供は見た目のインパクトで憶えます。古墳か防空壕かなんて関係ないですからね。
思い出の地を後に、東松山のローカルグルメの焼き鳥の看板をいくつも眺めて、次なる目的地に向かいます。途中で懐かしい景色をたくさんパチパチしながら、都幾川村の昭和レトロな温泉に到着。ここは以前からテレビ、雑誌などで紹介されていて、行きたかった場所なのです 鉄分豊富JR八高線の近くなので、撮影してからゆっくり浸かろうと思いましたが、そこはローカル線。列車の時刻を調べると残念ながらしばらくこないことが解りあきらめました。 温泉の入口には昭和の3輪車のミゼットが、看板代わりに置かれています。中もなつかしい駄菓子屋チックな作りでこれまた昭和の雰囲気を盛り上げます。お風呂は横に長めの湯船が2箇所、露天風呂もありました。早速入ります。温かい温泉は、真冬のツーリングで冷えた身体に染み渡ります! 小1時間ほど温まり、ぽかぽか気分で出発。国道254号線を川越に向かいます。
小江戸川越は、古き街道の面影が残っている人気の街です。なのですが、何故か川越はバイクのパーキングがないのです。いろいろなところで尋ねたのですが、地元の方も見たことも聞いたこともないそうです……改善求む!
再び254号線を走り帰宅しました。いろいろあるんですね埼玉は! 春になったら、あの桜を見に、あの古墳にまた行こう! 今回は寄り道が多く、180キロくらいの走り、燃費は38キロでした。