2016年6月15日 

■ヤマハYZF-R3A、YZF-R25、YZF-R25A、MT320、MT250 のリコール(平成28年6月14日届出)

 対象車両は型式EBL-RH07J(通称名:YZF-R3A)の車台番号RH07J-001001~RH07J-003436(製作期間:平成27年3月19日~平成28年5月19日)の1,458台(①②)、型式EBL-RH07J(通称名:MT320)の車台番号RH07J-001641~RH07J-003400(製作期間:平成27年8月31日~平成28年5月23日)の780台(①②③)、型式JBK-RG10J(通称名:YZF-R25)の車台番号RG10J-001001~RG10J-015324(製作期間:平成26年10月6日~平成28年4月22日)の8,614台(①②)、型式JBK-RG10J(通称名:YZF-R25A)の車台番号RG10J-006561~RG10J-015277(製作期間:平成27年2月12日~平成28年4月1日)の1,993台(①②)、型式JBK-RG10J(通称名:MT250)の車台番号RG10J-008962~RG10J-014161(製作期間:平成27年6月22日~平成28年2月14日)の2,226台(①②③)、型式JBK-RG10J(通称名:MT250)の車台番号RG10J-015297(製作期間:平成28年4月1日)の1台(①②)、計2型式、計5車種、計15,072台(①15,072台②15,072台③3,006台)。

 不具合の部位(部品名)は「①原動機(オイルポンプ) ②動力伝達装置(プレッシャープレート) ③制動装置(ブレーキホース)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「①原動機のオイルポンプのプランジャ(オイルポンプ内の圧力を調整する弁)において、設計が不適切なため、原動機が高回転時にオイルポンプ内の圧力調整ができないことがある。そのため、油圧が周期的に変動してオイルポンプを駆動させるギヤ(樹脂製)に過大な力が加わり、最悪の場合、当該ギヤが壊れ、エンジンが焼きつくおそれがある ②動力伝達装置において、クラッチプレッシャープレートのベアリングの強度が不足しているため、クラッチ操作を繰り返すと、当該ベアリングが破損することがある。そのため、クラッチが切れず変速ができなくなり、走行不能となるおそれがある ③前輪のブレーキにおいて、ブレーキホースがねじれて組みつけられたものがある。そのため、走行中に当該ホースがラジエタと接触して、最悪の場合、当該ホースが損傷してブレーキ液が漏れ、制動力が低下するおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「①全車両、オイルポンプを対策品と交換するとともに、アイドルギヤを新品と交換する ②全車両、クラッチのプレッシャープレートを対策品と交換する ③全車両、前輪用制動装置のブレーキホースの取りまわしを点検して、適切な場合、当該ホースを固定するクランプを追加する。不適切な場合、当該ホースを新品と交換するとともに、固定するクランプを追加する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:ヤマハ発動機販売 市場改修お客様相談窓口
TEL:0120-133-120