2016年6月23日 

■ヤマハが“Refined Dynamism”に基づくコンセプトモデル「05GEN」「06GEN」を発表

 ヤマハ発動機株式会社は、デザインフィロソフィー “Refined Dynamism(洗練された躍動感)”に基づくデザインコンセプト「GEN」の第5弾と第6弾となる「05GEN」「06GEN」を制作、このほど発表した。

 これらのモデルは、建築家の伊東豊雄氏の大三島(愛媛県今治市)での“島づくり”の活動に賛同したヤマハが、これまで多くのモビリティが目指してきた、速さや走行距離を求めた効率的な移動からあえて一線を画し、生活圏内や旅先での短い距離をゆっくりと移動する「人と人、人と場所の縁を結ぶ」モビリティとしてデザインしたという。

「05GEN」(下写真左)は、体を優しくくるむ「衣」をイメージした電動アシスト技術搭載の3輪モビリティ。開放感のあるルーフとコンパクトなボディにより、周りの人と触れ合える距離感を保ちつつ、軽い雨や日差しから守り、ちょっとしたおでかけをサポートする。

「06GEN」(下写真右)は、内でもなければ外でもない曖昧な空間「縁側」をイメージした電動4輪モビリティ。走行スピードがゆっくりだからこそ実現できる開放的な構造と、曲線的かつ柔らかいデザインにより、周囲に馴染み、人々を温かく招き入れ、行き先へと運んでくれる。

 なお、大三島の今治市伊東豊雄ミュージアムのリニューアルオープン内覧会(7月2日)と、トークイベント(7月3日)会場で「05GEN」「06GEN」を展示し、終了後も「05GEN」はミュージアムにて展示するという。

■05GEN・06GEN に関するウェブサイト http://global.yamaha-motor.com/jp/profile/design/features/concepts/0506gen/