2016年9月22日 

■発信する責任

先日、群馬県の桐生ボートレース場で第3回目になった「絶版二輪車祭」が行われました。第1回目がこの同じ桐生で、第2回目が中部地区の蒲郡のやはりボートレース場、そして3回目にまたこちらに戻ってきたというわけ。

当日は予報に反して過ごしやすい天気で楽しめたのだけど、朝方東京横浜は雨が降ってたらしくさらに天気予報も芳しくなく、そっち方面からのお客さんが少なかったみたい。だからか第1回よりは少し来場者が少ないかな?って感じだったけれど、絶版車好きには楽しめたイベントじゃないかな!

 

そのイベントでのこと。

最後に絶版車コンテストの表彰式があったのだけど、その中の純正オリジナル部門賞を受賞したのはZ1000J

とてもきれいなノーマル車だったため「いやー素敵ですねぇ!」と声をかけたら「ミスターバイクBGでセレンさんがJはイイと言ってたから買ったんですよ」とおっしゃるじゃない!

いやはや、責任感じちゃう。

そのオーナーさんは他にZ1Rの2型も持ってると言ってたけど、「Jが良くてZ1Rより距離が伸びる」と言っていただき、僕の記事に偽りはなかったと喜んでくれていました。そらそうだよ、だってJは本当に良いバイク。間違いない。……けれど、バイクってのは好みがあるからね。Jじゃちょっと大きいとか、振動が少なくてつまらないとか、速すぎて日常域ではZの方が良いとか、そういう人もいるはずだから一概には言えないなぁ。

 

でもこの一件で書くことに対する責任をまた感じました。

だってこの人は僕の記事が決め手になって、たぶん200万円ないしの買い物をしているわけでしょ。ということはこういう人が月2人、年間で24人いたとしたら4800万円のお金が動くわけだ。責任重大!

 

幸い、僕はこれまで真実をゆがめて書かなければいけないような状況になったことはなくて、いつも本音で書いてきました。試したことのないような新製品なんかは「こういうとても良い製品らしいですよ」と紹介することはあるけれど、実体験の上でこれはどうかなぁ?? って商品をさも良いかのように書いたこともないし、今後も書くことはないでしょう。天邪鬼的な部分があるからなかなか納得しないし、自分の財布の紐がけっこう固めだからなおさら。本当に良いものを探し出したいね。逆にこれは価値がある、と思ったら惜しみなくお金を出す、というのもポリシーです。

カドヤのロガーライトっていうブーツがあってね、これが高いんだけど凄く良い。絶対買う。

てわけで、物事に対する判断基準が僕に近い人は今回のJの人みたいに満足してもらえるはず。今後も発信する言葉に責任をもって(つっても「Jぜんぜん面白くないじゃないか!」なんて言われても責任とれないけどね!)精進したいと思います。

 

ちなみに天気予報なんですけど。

2年ぐらい前にさ、予報では降らないって言ったのに阿呆ほど降って、そしたらものすごい苦情の電話だったってニュースがあったでしょう??  天気だし、予報だし、苦情を言うなんて(笑)と当時思ったのだけど、それ以降はちょっとでも降りそうだと「降る」って予報じゃない? 気のせい?

降らないって言って降るのは困るけど、降るって言って降らないぶんにはいいじゃないか、という見方かもしれないけれど、それは違うでしょうよ。降るって言われたら特にバイク系のイベントはものすごく客足が遠のくし、降る前提だからどうしても色々な予定が立たない。そもそも天気予報なんて話半分で聞いてるんだから、「今日は晴れ間もありそうだけど、ちょっとわからないから雨って予報しておこう」という気象予報士さんがいたら、頼むからやめてくれ! 「パラつくかもしれないけど晴れ間もあるぜ!」って言ってくれ! さっきの発信する責任じゃないけどさ、天気予報によって左右される経済って数百万の話じゃないぜ!

 

あれ? 雨ばっかりでクサってるからそう感じてる僕の被害妄想??

そんな雨の合間にピレリのファントラックデーを走ってきました。次はその報告でもしようかな!

 

(ノア)