2016年10月3日 

■『名車図鑑』 THE444・空冷編「青春のエア・セレナーデ」その4 YAMAHA新世代編

ネイキッドブームで登場した空冷新世代
1991年7月 Diversion

『先鋭化しすぎたレーサーレプリカへのアンチテーゼとして、一躍脚光を浴びたのが空冷444のスポーツモデル、ゼファーであった。オーソドックスながらキリッとしたスタイルと、尖りすぎてない扱いやすいエンジン特性で、新たなるムーブメント、ネイキッドブームを巻き起こした。新たなる市場の出現に対し、ホンダとスズキは水冷エンジンでアプローチしたのに対し、ヤマハは新たに空冷2バルブエンジンを搭載したニューモデルのディバージョンを投入する。プロテクション効果の高いカウルと馬力を押さえフラットな扱いやすいエンジン特性に、ワイドなギアレシオのツーリングモデルとして誕生したが圧倒的なゼファー人気に対抗することはできず、残念ながら短命に終わってしまった。国内では影の薄いモデルというイメージの強いディバージョンであるが、輸出仕様の600は、特に欧州で人気があり2000年代初頭まで販売された。』
……続きはこちらのリンクから。