秩父の小鹿野町は信号が少なく、ライダーがとても走りやすい町。そこで開催されたのは今回で７回目となるレディースライダー宿。各地から集まり、ライダー同士仲良くコミュニケーションを取ることができた。

開催日：2016年10月2日（日）
会場：西秩父商工会館内
主催：ウェルカムライダースおがの

●レポートー杉沼えりか

　関東在住のライダーならご存知の方も多いであろう秩父の小鹿野町。自然豊かで信号が少なく、日帰りツーリングにもちょうどいい距離にある町だ。地元の名物は『わらじカツ』『秩父みそ』『しゃくし菜』などがある。

　今回開催されたのは、小鹿野町が地元の町おこしとして開催しているイベント「いちにちレディースライダー宿」。イベントの催しとしては、きちんとしたライディングを身につけられる「美・乗・コン（びじょこん）」が目玉だ。二輪車安全運転指導員のもと、急制動や、スラロームのレッスンを13名の女性達が参加。走る回数を重ねるほどに参加者のライディングテクニックは目に見えて上達していたのが印象的だった。ちなみにこのライディングレッスンは、年間通して開催している。毎月１回、バイクの森会場にて、指導員から直接レッスンを受けることができるのだ。女性はもちろん、男性参加者も多い。告知はFacebookのウエルカムライダースおがの（https://www.facebook.com/welcomeogano?ref=bookmarks）にて行っているので興味がある人はチェックを。

　レッスンを終えた女性達は秩父銘仙を着付けて小鹿野の町をぶらり。ヴィンテージ着物を身をまとった女性たちは、先ほどカッコよくバイクに乗っていた時とはまるで別人のようだ。その後は、地元の子どもたちが、郷土芸能の歌舞伎を披露。白く化粧した子どもがステージで堂々とした見得を切り、会場内を賑わせていた。ゲストには二輪業界で活躍しているマヒトさん、柴田奈緒美さん、小林ゆきさんが参加。ステージでは絶妙なトークで会場を盛り上げていた。柴田さんは秩父で登山をよくするそうで、その魅力やおいしいかき氷の紹介もしていた。今回のイベントはまた来年も行っていくとのこと。イベント名が「レディース」と付くので男子禁制というイメージを持ちやすいが、男性も参加OK。ツーリングがてらに参加してみては？