2016年10月14日 

■「カワサキワールド」のリニューアルオープンに合わせて2017年海外モデルを発表

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カワサキ・ファンの“聖地”「カワサキワールド」がビッグリニューアルオープン。 こちらの動画が見られない方、大きな画面で見たい方はYOU TUBEのWEBサイトで直接ご覧下さい。https://youtu.be/eKbs4qxbwOE

 カワサキブランドの価値向上と知名度アップ、地元企業としての地域社会への貢献、小中学生に対する社会教育への貢献、などを目的に2006年5月に川崎重工グループの企業ミュージアムとして、神戸海洋博物館の中にオープンしている“カワサキワールド”がこのほどリニューアルを受けた。

 年間来場者数は約20万人、昨年の10月には開館以来9年5か月で累計来場者200万人を達成している人気施設だ。今回のリニューアルは、2011年度の「5周年リニューアル」、2012年度の「パフォーマンスロボット」に続く3回目のビッグリニューアルとなる。リニューアルのメインとなった「カワサキワールドシアター」は、高画質の横幅約14メートルの曲面ワイドスクリーンが導入され、実写とCGを組み合わせ、宇宙から海底まで、あらゆるフィールドで活躍する川崎重工の多彩な製品を紹介する施設だ。

 でリニューアルしたカワサキワールド自体の詳細は、別途お送りする予定なのでここでは一足先に、公開された2017年海外市場向けモデルをご紹介しよう。

<Z1000>

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Z1000。 Z1000。

2017年モデルのZ1000は、“Sugomi デザイン”と“Sugomi パフォーマンス”を継承しながら、エンジンと前後のサスに変更を加えることでその走りにより磨きをかけたモデルとなった。ギアポジションインジケーターやシフトアップインジケーター機能の追加、よりシャープなデザインの前後ターンシグナルの採用なども行われている。
■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア×ストローク:77.0×56.0mm、1,043cm3、最高出力:104.5kW(142PS)/10,000rpm、最大トルク:111.0N・m/7,300rpm。車両重量:221kg(いずれもEUR仕様値)。国内発売予定。

<Ninja 650>

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Ninja 650。 Ninja 650。

新しいNinja 650は、「バランスの良さとエキサイティングなフィーリング」を主眼に開発されたモデル。非常に軽くスリムなシャーシに、中低速回転域の力強さを重視した649cm3パラレルツインエンジンを搭載。スーパースポーツのような軽快なハンドリングと、ダイレクトなフィーリング、力強い加速、そして扱いやすいパワー特性によって、ベテランからビギナーまで幅広いライダーをターゲットとする。
■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ、ボア×ストローク:83.0×60.0mm、649cm3、最高出力:50.2kW(68PS)/8,000rpm、最大トルク:65.7N・m/6,500rpm。車両重量:193kg(いずれもEUR仕様値)。国内販売予定。

<Ninja 1000>

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Ninja 1000。 Ninja 1000。

三代目となり、さらに魅力的なデザインが与えられたスポーツツアラーのNinja 1000。エンジン特性はよりスムーズとなり、ハンドリングも安定感をアップ。さらに上質な乗り心地も獲得している。ツーリングユースでも、より高められた風防性能や簡単装着が可能となったパニアケースシステムなどにより大幅にレベルアップが図られている。
■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア×ストローク:77.0×56.0mm、1,043cm3、最高出力:104.5kW(142PS)/10,000rpm、最大トルク:111.0N・m/7,300rpm。車両重量:235kg。

<ZX-10RR>

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ZX-10RR。 ZX-10RR。

WSBにおいて2012年のランキング2位、2013年のチャンピオン獲得、2014年ランキング2位、そして昨年は再びチャンピオンの座を奪還し、さらにはマニュファクチャラータイトルも獲得という輝かしい歴史を刻んできたZX-10R。そのファクトリーマシンからの技術のフィードバックで開発されたNinja ZX-10RR。まさに“レースレディマシン”。
■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア×ストローク:76.0×55.0mm、998cm3、最高出力:147.1kW(200PS)/13,000rpm、最大トルク:113.5N・m/11,500rpm。車両重量:TBA。

<H2/H2 Carbon>

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H2。 H2 Carbon。

2017モデルのH2シリーズの最大の特徴は、オーリンズの最新ハイグレード仕様といえるTTXリアショックの採用だろう。電子制御技術の改良と合わせてより“超ド級”の走りに対応したといえる。
■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア×ストローク:76.0×55.0mm、998cm3、最高出力:TBA、最大トルク:TBA。車両重量:TBA。

<H2R>

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H2R。 H2R。

2017モデルのH2Rシリーズの最大の特徴もH2シリーズと同様、オーリンズの最新ハイグレード仕様といえるTTXリアショックの採用があげられる。電子制御技術関連の改良も合わせておこなわれた。
■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア×ストローク:76.0×55.0mm、998cm3、最高出力:228kW(310PS)/14,000rpm(ラムエア時は240kW)、最大トルク:165N・m/12,500rpm。車両重量:TBA。

■Kawasaki http://www.kawasaki-motors.com/