シビレま変圧器

第68回「謎・・・の謝肉祭?」

 あっという間に11月、なんだか突然肌寒くなりましたねぇ。

 ところで先日スーパーに立ち寄ったところ、「発売した途端売れすぎたため、急きょ発売停止に追い込まれた謎ヌードル」が再販されたらしく大々的に陳列されていたので、話のネタにと入手してみました。

 これです。その名は下の方に控えめに記載されていますが「肉盛りペッパーしょうゆ」味!


例の謎肉ヌードル
例の謎肉ヌードル。「謎肉祭」という文字がお祭り的なフォントで記載されています。

 初めて見たときは、なんだかごちゃごちゃした紅白なパッケージだなぁと思いつつも、「お祭りだから紅白でいいのか・・。」と勝手に納得。

 そもそも、最初はパッと見「謝肉祭」に空目してしまったのですが、本当に謝肉祭をもじって、似たような語呂の商品名として採用したのならば、やってることが本来の行事の意味合いとは真逆※ですし(肉がマシマシ大盛なので)、どこかの国にたくさんの敵を作りそうでヤバい気がしていました。

 
※謝肉祭(カーニバル)といえば、肉を絶つような断食するようなそんな風習でしたよね。

 そして次はお約束の成分表示。


肉が多いせいかタンパク質の数字が多い
肉が多いせいかタンパク質の数字が多い? そして、想像より脂質が少なめでした。

 ちなみに筆者は、成分表示に正面から突っ込むほど栄養学に詳しくありませんので、さっさと開封の儀をば。


肉多っ
おおー、これこれ。って、肉多っ。

 しばらくこういった標準的なヌードルを食していなかったわけですが、久々に見てみると、例の肉がデカくて多い、いや多すぎる気がしますねー。
 それではさっそく、実食することといたしましょう。
 あらかじめ沸かしておいた熱湯をそそいで、3分間待つのでした。
 さてさてどうなったでしょうか。じゃじゃん。


肉っぽい
おおー、なんだか例の肉が記憶にあった以上に肉らしい、いや、肉っぽい。

 開けてみると香ばしい湯気のなかから肉がドーン!と登場でした。
 一面「肉」なんて、なんて肉らしいのでしょう!

・・・(この間、ひたすらモグモグしている)

 ということで、講評の時間です。

 麺はこのシリーズでお馴染みの普通な味、スープは薄味スパイス控えめなしょうゆ風味にもかかわらず、端的に言って、このヌードルはいろいろと素晴らしい感じがしました!

 特に肉が、今までになく肉らしい味がしたのに驚いたわけですが、脂もたっぷり含んでいるせいか、スープにも風味がしっかり溶け込んで、十分にボリューム感が感じられました。
 これが200円足らずで味わえるとは、日本って良い国じゃないですか!!
 よくある大盛り的なヌードルだと、増量された太麺と濃厚なスープによって満腹感がやってくる印象ですが、こちらは細麺あっさり味な反面、盛りだくさんな肉を口の中に贅沢に頬張ることで、肉マシマシ食感を存分に楽しむことができたのが、今までに経験できなかった点でした。

 そしてこれは蛇足ですが、パッケージ絵もいろんな人が登場して肉を盛り上げていたりしました。


パッケージ
よく見てみると、きれいなイラストが満載のパッケージ。

 あまり見ないところなのに芸が細かいですねぇ。
 それにしても、印刷がきれいだなぁと思ってよく見てみると、発砲スチロール的な感触にもかかわらず、表面は真っ白でキメ細かく、表示にも「紙」と書いてありました。なるほどね、いい色が出るのも納得。

 今回は、何気ない思いつきで、久々にヌードルを食してみたわけですが、こういうものでもいろいろと進化していてビックリです。何でも思い込みにとらわれず、新しいものには手を出してみるのがいいですねっ。

 
 それではまたー。

電気先生
電気先生
インターネットやパソコン・携帯・スマホの世界になぜか精通しているだけでなく、アキバ系のダークなカルチャーにどっぷり浸かっている毎日。
ツイッターにも出没中。苦情はこちらへお願いします → @siuyanmm


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