2016年11月30日 

■ヤマハ・マジェスティS XC155のリコール(平成28年11月29日届出)

 対象車両は型式JBK-SG28J(通称名:マジェスティS XC155)の車台番号SG28J-001001~SG28J-011518(製作期間:平成25年9月16日~平成26年7月28日)の10,476台(①②)、車台番号SG28J-011555~SG28J-021692(製作期間:平成26年8月6日~平成28年8月30日)の9,690台(②)、計1型式、計1車種、計20,166台(①10,476台 ②20,166台)。

 不具合の部位(部品名)は「①原動機(シリンダヘッドガスケット) ②速度計(スピードセンサーの電気配線)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「①原動機において、シリンダヘッドの締付けが不適切なため、シリンダヘッドガスケットの気密性が低いものがある。そのため、高速走行等の高負荷時にシリンダヘッドガスケットの気密性が損なわれ、冷却水が燃焼室内に侵入して点火プラグが濡れ、最悪の場合、アイドリング時にエンストしたり、始動できなくなるおそれがある ②速度計において、車速センサーの電気配線をブレーキホースに固定するクランプの取付け方法が不適切なため、ハンドル操作を繰り返すとクランプが正規の取付け位置からずれることがある。そのため、車速センサーの電気配線の配索が変わり、そのままの状態で使用を続けると、当該電気配線が屈曲し、最悪の場合、断線して速度計が作動しなくなるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「①全車両、シリンダヘッドガスケットを新品と交換し、シリンダヘッドを適切に締付ける ②全車両、対策品のクランプを組み込んだ車速センサーと交換する」という。

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問:ヤマハ発動機販売 市場改修お客様相談窓口
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