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カメラマン 志位充一 職業はカメラマン。誰にも優しい人柄で、あらゆる方面に幅広い人脈を持つ。愛車SL230でホンモノのSL(蒸気機関車)を追いかけ回す筋金入りの撮り鉄でもある。
鉄道の撮影でよく行く千葉エリアに、何やら楽しげな穴場がたくさんあるようです。それも少しデンジャラスな穴場が。房総半島全域に多数あるようで、以前から気になっていました。エリア的には比較的東京に近く、温暖な気候ですから、冬でもバイク向きのスポットということで、行ってきました。 いつもの鉄分補給エリアである小湊鉄道の月崎駅の周辺が穴マニアの聖地のようで、このあたりはこれでもか! と思うくらいにトンネルが多く、さらにその多くが、コンクリートを巻いていない素掘りのトンネルです。触るだけで崩れそうにも見えるのですが、先人は掘り方に工夫を凝らしており、先の東日本震災でも崩れることなく、多くが今でも通行可能です。
素掘りですから道幅が軽自動車サイズ的で、これもバイク向き? どちらかというとオフバイク向きでしょうか。トンネルだけではなく、そこに続く道もデンジャラスな舗装路? です。特にこの季節は枯れ葉が一面に散りばめられ、さらに水(湧き水? 雨水?)でツルンツルン、水に流されてれてきた土砂でズルンズルンと、肝が冷え冷えになります。 途中でVFR800乗りのイケメン穴リストに出合って情報交換しました。歩いてくる穴ハイカーも結構いて、平日にも関わらず人気の穴場です。スピードは充分すぎるほど控えめに。
ネットで盛り上がり、観光バスがやってくる人気スポットに上りつめたのが濃溝の滝です。土日ともなれば渋滞が起きるほどです。近くの駐車場にバイク置き場も数台分ありますが、大型の重量車は四輪の駐車エリアの方がいいかな? 当日はW800乗りのライダーが、いろいろと情報をくれましたので、次回訪問の参考になりました。
次に訪れたのは映画「夏美のほたる」のロケにも使われた会所の森。ここは自分で「みどりの川」と勝手に呼んでいる川面に緑が写る素晴らしいところです。その流れの奥には、緑のトンネルがあります。行ってみないと解らない神秘の穴場です。昨今の自然災害で少々痛んでいますが、そこもまたいいと思うのは、私だけでしょうか?
そこからさらに少し走ると、竹岡のビッグなトンネルです。ここも一見の価値ありですが、お寺への参道トンネルで基本行き止まりですから、静かに鑑賞しましょう。 ビッグな穴場を堪能したら、帰りは夕陽のスポット、アクアラインの夕景を眺めて、優しい気持ちで家路につきました。 近場とはいえ、それでも250キロ近く走り、CBR250Rくんはリッター38キロの好燃費、いつも助かるいいバイクです. 今年もいろいろなところに行きました。来年も走りまくり、撮りまくります。 それではみなさん、よいお年を!