スーパーカブのすべて
スーパーカブ全史5


1990年代は小改良の積み重ね

スーパーカブ年譜

1991年10月

■スーパーカブ50
○スーパーカブ70
●スーパーカブ90
△プレスカブ

エンブレム、ストライプ変更 デラックスに左側ミラー標準装備 鍛造ブレーキペダル採用(プレスカブ) 機械式フューエルメーター新採用(50スタンダード/ビジネス) 50スタンダード 145,000円

1991年10月スーパーカブカタログ


1993年4月

生産累計2,000万台突破


1993年4月

■スーパーカブ50
○スーパーカブ70
●スーパーカブ90


1993年4月スーパーカブカタログ

△プレスカブ

深みある車体色を引き立てるエンブレム採用(50、70、90) 50スタンダードとビジネスに円形ウインカーレンズ採用 50シリーズのカタログ燃費ダウン 50スタンダード 149,000円

1993年4月プレスカブカタログ


1994年1月

▲スーパーカブ100

タイ・ホンダ製スーパーカブ100を輸入販売 97cm3 7.5ps/0.81kg-m 型式HA06 209,000円

1994年1月スーパーカブ100カタログ


1995年2月

■スーパーカブ50
○スーパーカブ70
●スーパーカブ90

シート底板の材質をスチールから樹脂に変更(50、70、90) センタースタンドの形状変更(除プレスカブ50) 折りたたみ式ピリオンステップ採用(70) 50スタンダード 155,000円

1995年2月スーパーカブカタログ


1995年2月

▲スーパーカブ100

グラニットブルーメタリックの車体色、ゴールド基調のロゴステッカーとしたスーパーカブ100を輸入販売 215,000円

1995年2月スーパーカブ100


1996年12月

■スーパーカブ50
○スーパーカブ70
●スーパーカブ90

1996年12月スーパーカブカタログ


△プレスカブ

パンク防止に効果を発揮するTUFFUPチューブ標準装備(50、70、90) 50スタンダード 155,000円

1996年12月プレスカブ



1991年10月
スーパーカブ50スタンダード

1991年10月スーパーカブ50スタンダード

1991年10月
スーパーカブ50デラックス

1991年10月スーパーカブ50デラックス

1991年10月
スーパーカブ50カスタム

1991年10月スーパーカブ50カスタム

1991年10月
スーパーカブ50ビジネス

1991年10月スーパーカブ50ビジネス

1991年10月
プレスカブ

1991年10月プレスカブ

1991年10月
スーパーカブ70/90デラックス

1991年10月スーパーカブ70/90デラックス
※写真は90

1991年10月
スーパーカブ70/90カスタム

1991年10月スーパーカブ70/90カスタム
※写真は90

グラフィック、エンブレムの変更の他、50スタンダードとビジネスにも新たに燃料計が追加されるとともにサイドカバーがホワイトになった。デラックスは左ミラーも標準装備となった。プレスカブはフロントバスケットパイプの大径化など全体的に細かい改良が加えられた。50スタンダード(145,000円)、50ビジネス(145,000円)、50デラックス(158,000円)、50カスタム(178,000円)、プレスカブ(162,000円)、プレスカブデラックス(172,000円)、70デラックス(161,000円)、70カスタム(181,000円)、90デラックス(168,000円)、90カスタム(188,000円)のラインアップに変化はない。



1993年4月
スーパーカブ50デラックス

 50、70、90の全グレードのエンブレムが色合いの深いタイプとなった他、50スタンダード、ビジネスはデラックスと同タイプの円形ニューデザインウインカーに。燃費は50スタンダード、デラックス135km/L、50カスタムは160km/Lにダウン。

1993年4月スーパーカブ50デラックス


1993年10月 シティカブ
1993年10月 シティカブ 1993年第30回東京モーターショー

 1993年の第30回東京モーターショーに参考出品された、スーパーカブ初のコンセプトモデルがシティカブ。スーパーカブがスーパーカブたる特徴的なフォルムやデザインを損なわないよう上手く踏襲しつつ前後片持ちサス、オートマチックミッション、キャストホイールなどを組み合わせて近未来のスーパーカブを提案した。ホンダデザインの宿命というか運命というか、偉大すぎる先達を越えていくのは生半可な苦労ではないという見本のようなコンセプトモデルとも言えようか。ちなみにこの年のショーではカブ系のみの展示スペース(写真右)が設けられていた。詳細はこちらで。

■エンジン型式:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ■総排気量:49cc ■全長×全幅×全高:1780×660×1010mm 


1994年1月 スーパーカブ100

 タイカブの1994モデルはダブルシートではないリアキャリア付を輸入販売。最高出力も1989モデルに比べて0.5psダウン。カタログコピーも「選り抜きのビジネスバイク」とビジネスユースを強調。

1994年1月 スーパーカブ100
■エンジン型式:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ■総排気量(内径×行程):97cc(50×49.5mm) ■最高出力:7.5ps/8000rpm ■最大トルク:0.81kg-m/6000rpm ■圧縮比:8.8 ■変速機:自動遠心式4段ロータリー(停止時のみ) ■全長×全幅×全高:1855×665×1045mm ■軸距離:1205mm ■車両重量:94kg ■タイヤ前・後:2.25-17・2.50-17 ■発売当時価格:209,000円 ■発売開始:1994年1月


1995年2月
スーパーカブ50デラックス

 50、70,90の全グレードのシートの底板が樹脂化され、プレスカブを除きセンタースタンドの形状を変更。デラックス、カスタムはサイドカバーエンブレムが立体型にグレードアップし、70はタンデムステップが折りたたみ式になるなど細部を変更。

1995年2月スーパーカブ50デラックス

1995年2月
スーパーカブ70/90デラックス

1995年2月スーパーカブ90デラックス
※写真は90

1995年2月
スーパーカブ70/90カスタム

1995年2月スーパーカブ70カスタム
※写真は70


1995年2月 スーパーカブ100

1995年2月 スーパーカブ100

1994年に輸入されたスーパーカブ100をベースに、グラニットブルーメタリックカラーにゴールドのストライプを配したモデルを輸入販売。イレギュラーモデルのタイカブはこれが最後の輸入販売となった。



タフアップチューブで更に強くたくましく

1996年12月 スーパーカブ50スタンダード

1996年12月 スーパーカブ50スタンダード

 パンク防止液を封入した新開発特殊二重構造のタフアップチューブを50、70、90の全グレードに標準装備。50スタンダード(155,000円)、50ビジネス(155,000円)、50デラックス(165,000円)、50カスタム(185,000円)、70デラックス(170,000円)、70カスタム(190,000円)、90デラックス(177,000円)、90カスタム(197,000円)、プレスカブスタンダード(170,000円)、プレスカブデラックス(182,000円)とラインアップ価格共に変更なし。



1996年12月
スーパーカブ50ビジネス

1996年12月スーパーカブ50ビジネス

1996年12月
スーパーカブ50デラックス

1996年12月スーパーカブ50デラックス

1996年12月
スーパーカブ50カスタム

1996年12月スーパーカブ50カスタム

1996年12月
スーパーカブ70デラックス

1996年12月スーパーカブ70デラックス

1996年12月
スーパーカブ90デラックス

1996年12月スーパーカブ90デラックス

1996年12月
プレスカブ

1996年12月プレスカブ


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