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カメラマン 志位充一 職業はカメラマン。誰にも優しい人柄で、あらゆる方面に幅広い人脈を持つ。愛車SL230でホンモノのSL(蒸気機関車)を追いかけ回す筋金入りの撮り鉄でもある。
今年の夏は天候不順で、せっかくの夏休みなのに雨でツーリングが中止という方もいらっしゃったかもしれません。夏は終わりますが、実は秋こそ絶好のツーリングシーズンです。フリーカメラマンの特権を生かし、空いた時間を使ってふらりと富士五湖周辺を、人気のCRF250ラリー・ローダウン仕様で巡ってきました。
富士五湖、全部言えますか? いえ、言えなくても全然問題ありません。富士五湖周辺に行くとはいえ、最大の目的は富士山なんですから(笑)。 そんな気持ちを見透かした富士五湖の女神様の仕業でしょうか、まったく富士山が見えませんでした……が。富士山が見えようが見えまいが世界的な観光地ですから、夏休みは人、人、人。特に海外からやってきた観光客の多さにまたびっくりの一日でした。 自宅から甲州街道(国道20号線)をトコトコと走って、まずは鉄分補給です。大月の手前、JR中央本線四方津駅のそばにある鉄橋を遠景から撮影できるスポットに向かいます。以前から鉄道誌やネットでよく見かけた一度行ってみたかった場所です。ほんとうに狭い山道を探索しながら進みます。こんな時、足着きがいいので、狭い道でも無理なくUターンが出来きるローダウン仕様は最強です! ほどなくスポットにたどりつき、蚊と戦いながらお目当ての列車を無事にゲット。いざ 富士五湖へ! のはずがまたまた途中で裏道に入りこんで徘徊します。ローダウン仕様だから、ついつい気になる枝道は入りこみたくなります。すると、なんと富士急大月線の撮影ポイントを発見! すかさず鉄分を2連発で補給です。鉄分をたっぷり補給できたので、逆さ富士で有名な河口湖へ。ですが、富士山まるで見えず。
お隣の西湖へ移動します。途中で素晴らしい郵便局を発見。なんともレトロ。こんな昭和の雰囲気がまだ普通に残っているんですね。 西湖に到着するも富士山は見えず。湖畔に降りられるポイントは、人が多くそのまま通過して、近くにある西湖いやしの里根場へ。ここは藁葺屋根の集落にいろいろなお店が入っているらしいのですが、時間も押してきたのでまた次の機会のお楽しみということで通過です。
前々から気になっていた龍宮洞窟に向かいます。少しダートを走ったその奥、いろいろと有名な樹海の中にその穴はありました。初めて来ましたが、なんとも神秘的な雰囲気です。が、はやりここも人気の観光スポットのようで、海外の観光客に大人気でした。
精進湖へ向かう道は、甲府方面に通じているためそこそこ交通量があります。到着した精進湖でも富士山は拝めませんでした。
足早に本栖湖へ。旧五千円札と千円札に描かれている富士山は、ここから見る富士山だとか。でも、もちろん今日は見えません。湖にはなにやらカヌーがたくさん出てかなり賑わっておりました。
湖畔の周遊道路を一周してから田貫湖へ。「田貫湖って富士五湖?」というのは愚問です。今回巡るのは、富士五湖ではなく、あくまで富士五湖周辺ですから(笑)。田貫湖に行ってみればここではなんと一面霧で、まるで見えず。 しかたがないので引き返し、もう昼過ぎなのに朝霧高原を通り抜け、県道71号線、国道139号線、富士パノラマラインを経由して、山中湖を目指します。途中、渋滞を避けて忍野方面へと逃げて、ついでに忍野見学。ここではほんのりと陽が射していました。いつ来ても清らかな水が湧き続けています。
最後に山中湖に到着するも、濃い霧ではやり富士山は見えません。日頃の行いが悪いのか、選んだ日が悪かったのか。しゅんとしながら、道志道を淡々と走って帰宅しました。 富士山を拝むことの難しさと、ありがたさを感じた、CRF250ラリー・ローダウン仕様の旅でした。今回の燃費は40キロ。何度もいいますが、足着き最高で燃費良しのとてもいいバイクです。 では最後に、今まで撮りためた素晴らしい富士山をごらんください。みなさんが行かれるときは、きれいに拝めますようにと願いを込めて!