2011年を代表する原付二種を決める(後編)
ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)営業部 商品企画課 川村秀彦課長は普段、G2で通勤されているそうです。お忙しい中、受賞式にご出席いただきありがとうございました! 喜びの声は↓の動画をクリック!
やっとかめ! G2連邦・大統領のピンキー高橋です。2012年も3月。新年が明けたかと思ったら、あっという間に1年の1/4が経過していました。永井豪さんではありませんが、いやはやなんとも……。 さて前回の続き、2011年を代表する原付二種を選定する「第2回G2オブ・ザ・イヤー」です。昨年リリースされた5台のノミネート車の中から、タイトルにもある通りホンダのDio110が大賞に決定いたしました。おめでとうございます! (私独断による)選定の理由は実に明快。日本の原付スクーターに多く普及していない14インチという大径タイヤのスクーターを、20万円を切る車両価格で提供したこと。 大径のタイヤは高い安定性を生みますが、私がそれ以上に注目したのはパッケージングで、自然なハンドルの位置と膝の曲がりが緩やかな、疲労の少ない絶妙なるライディングポジション。さらにこのポジションによる重心位置が軽快な操縦性を生んでいるのも特徴です。この新鮮な操作感覚が、Dio110を最も高く評価したポイントであります。 搭載されるエンジンが110ccとあって、125ccのPCXなどと比べてしまうとパフォーマンスで一歩譲るのは仕方ありません。しかしパフォーマンス面を差し引いても、Dio110には有り余るほどの魅力が溢れています。とにかく運転して愉快なコミューターです。 大変優れたG2スクーターがひしめきながら、それぞれのキャラクターの住み分けが行われているような気がする日本。その中にあって、Dio110はまた新たな選択肢となった1台と言えるでしょう。また、ヤマハさんもスズキさんも海外では大径タイヤのコミューターを展開しているので、是非、日本導入も検討していただきたいと願います。 残念ながら2011年度の大賞を逃してしまった4台について振り返ってみましょう。 まずKTMの125 DUKE。コイツはアグレッシブなデザイン、大排気量の兄貴達に負けない作り込みと装備、“READT TO RACE”をスローガンとするメーカーだけに走りの完成度の高さはズバ抜けてます。このバイクが誕生するキッカケは、欧州でも深刻化している若者のバイク離れを食い止めることだとか。最後まで、大賞候補として悩んだ1台でした。 外装は今時のヤマハ・デザインながら、一時代前の乗り味を想像していたヤマハYBR125。乗ってみると、コレがいいほうに期待を裏切られる元気な1台でした。しかも車両価格は25万円。コストパフォーマンスに優れた隠れた名車です。 アプリリアのRS4 125は正にイタリアが作ったド・ストレートなG2。今時珍しい、エンジンを回せば回すほど痛快なバイクでした。 そして、みんなのバイクVS125。18万円を切る車両価格は驚きですが、もうちょっと頑張りましょう、ってところでしょうか……。 さぁ、来年のG2オブ・ザ・イヤーに向けて、どんなモデルが登場するのか、2012年度も楽しみです! |
||
こちらで動画が見られない方、もっとでっかい画像で堪能したいみなさんはYOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。 | ||
※↓写真をクリックする大きな写真が見られます。 |
||
表彰状は前回に比べ若干クオリティが向上。中国でDio110を組み立てる工員さんたちにも見せてあげてください。 | ||
HMJ商品企画でDio110を担当する村川主任、お忙しいところありがとうございました。そしてDioのみならず、ホンダモーターサイクルの宣伝販促に昼夜尽くされているM岡課長、I本さんとの記念撮影に応じる大統領。G2連邦に予算があればHMJから徒歩1分弱「中華一番」での記念パーティにご招待したいところだったのですが…。 | ||
[第17回へ][第18回][第19回へ][バックナンバー目次へ]