中部 博 著
集英社インターナショナル
http://www.shueisha-int.co.jp/
(2018.12.20)
-恒例の編集長からの紹介文-
いやいやいやいや。どうですか調子は。
皆さんは毎月どんなバイク雑誌を買ってるんでしょうか。
創刊20年30年という老舗のメジャーどころもあるけどこの世には、独自の進化を遂げ続けているバイク雑誌があるのをご存知でしょうか。
ご存知じゃないと思いますので紹介しましょう。
君はバイクに乗るだろう YOU WILL BIKE
10月6日に第5号が発売された『君はバイクに乗るだろう』は2009年5月、同名のブログからスタートし、2013年、STREET BIKERSの付録として小冊子化されます。
「でもこれ、紙っちゃ紙だけどあくまでも付録だし〜。オマケじゃなくて雑誌になりたいな〜。なりたいなりたいなりたいな〜」という編集長の駄々と怨念が実って創刊となったのは2014年の7月。
そこから2015年9月に第2号、2016年12月に第3号……と、一年に一度のウミガメの産卵よりやや遅いサイクルで地味に継続されていましたが、今年の2月に発売された第4号では、創刊からA4変型→A4正寸→B5正寸と変わってきた判型を、さらにA5正寸の横綴じという本屋さんで嫌われそうな体裁に大変更。
300ページオーバーのボリュームによる(要は厚くし過ぎ)予想外の印刷事故に見舞われながらも、なんか可愛いこのサイズ的な、この先はずっとこのカタチでいくっす的なパッケージにたどり着いた模様。
で、まあこの先もウミガメの産卵以下のペースなんだろうなあ。と思っていたところ、まさかの年2冊発行で第5号が手元に届いたってわけです。
その内容は、バイク雑誌で言うと何っぽいとか例えようがない、言っちゃえば異様、言っちゃえば超シンプルなもの。
車種や排気量、イジってるイジってない、国産外車関係なく、今ニッポンを走っているバイク乗りが「バイクに興味を持ったキッカケ」と「そのバイクを選んだ理由」というふたつのメッセージとともに、ひたすら……ホントにひたすら登場するだけ、です。
この雑誌をめくってそのへんのヒーローたちを見た、バイクにまったく興味がない少年少女が「あ。なんかこの人とこのバイクの感じ、カッケー」と思った瞬間。その少年には、その少女には、「君はバイクに乗るだろう」という声が聞こえている。
そうしてバイクのカッコ良さはいにしえの昔から連鎖してきて、今ニッポンを走っているバイク乗りはその連鎖の先っちょにいるのです。
ありがとう。いい雑誌です。
ということで最後に、君はバイクに乗るだろう読者ちゃんのレヴュー的なものを載せておきます。
■本当に胸躍るモノのまったくない昨今、この本、すげー胸躍ります。作り手の本への愛、乗ってる方々のバイクへの愛、物語。いろんなカタチの愛が詰まっているからかなあ。(愛知・佐藤隆太)
■編集長の危機と縁と偶然が織りなす、バイクに乗ってる世間のカッコいい連中の詰め合わせ。毎度思うけど、この本はバイク乗りにとってかなり上等なポルノだよ。寝床で読んでると走りに行きたくなってたまらん。(千葉・川又 真)
■コンビニの棚に並ぶ、どこか俺に通じるものがある薄っぺらい内容の雑誌とは違い、変態をターゲットにしたコアな内容がやっぱり変態にはたまらない。別名「変態チェッカー」。時間を忘れて読んだ君! 写真を撮られたいと思った君! 君も立派な変態だ。(東京・坂田大地)
■走り出す時にフルフェイスのシールドを「コッ」って閉める音がする本だと思うんですよ。(大阪・蓑原十伍)
■ずーっとページをめくって、「いつまでも終わらないでほしいなあ」と思える本なんて久しく見ておりませんでした。もったいないので今度ゆっくり見よう。(東京・津山裕次)
むう企画
http://www.mu-ad.co.jp/ywb/
(2018.11.12)
ホビージャパン
http://hobbyjapan.co.jp/
(2018.11.12)
世界累計生産台数で1億台を達成、そして生誕60周年と、昨年から色々と話題の多いホンダ・スーパーカブ。各出版社より様々なカブに関連する書籍が発刊されているが、コチラは四輪月刊誌の老舗「ル・ボラン」チームが特別編集。変わらないことで世界が認め、愛して止まないスーパーカブの歴史、レストア、楽しみ方などなど、様々な角度から魅力を伝える1冊。生誕60周年特製ステッカーつき。128ページ。1,850円(税別)。
学研
https://hon.gakken.jp/
(2018.11.12)
1952-2018 新訂版」
三樹書房
http://www.mikipress.com/
(2018.11.12)
三栄書房
http://www.sun-a.com/
(2018.9.20)
羽田隆志 著
Virtual Steering Monkeyとは1998年にデイトナより限定販売された、ホンダ・モンキーの部品などを使ってユーザー自身が組み立てるキットバイク用フレーム。独自のスタイリングと安定性、剛性感の高いブレーキの感触などが高く評価された。そんな手作りバイクが生まれ、100台を超える台数を出荷、路上を走るまでの実話が自費出版の書籍として登場。「スキーはなぜ曲がることができるのか?」から始まり、実物を見た人に「絶対に走るはずがない」と言わせ、工場の隅で廃材を集めて作り上げた試作品を経て改良を重ねて販売に至るまで、ひとりの男の発想と熱意が周囲の人々を巻き込み実現した小さなバイクをめぐる物語に。バイクのデザイン・構造という専門的な内容にまで踏み込むという、工学初心者必読の一冊。四六判、並製、228ページ。1,200円(税別)。
幻冬舎ルネッサンス新社
https://www.gentosha-book.com/
(2018.5.24)
高校生バイクレーサーを題材とした「天竜川高校 竜競部!」に続く、レーシング作家・郁子 匠(うべ たくみ)待望の青春スポーツ小説「レーシングデイズ」は、2010年に刊行された「レーシング少女」を全面改稿、約40ページの後日談を追加して改題した最新作となる。ストーリーは、ミニバイクレースに懸ける高校生ライダーたちの熱い日々が描かれたもの。己の全てを賭け、激しく争う対照的な女子ふたりと仲間との騒がしく、ときに苦いレースの日々が鮮やかに……。352ページ、文庫判。750円(税込)。
マイクロマガジン社
http://micromagazine.net/
(2018.4.17)
生誕60周年記念 改訂版」
バイクに興味がない人でもその名を知っているほど、我々の日常に密着したホンダのバイク「スーパーカブ」のすべてがわかるムックが再登場。2016年3月に前作「All about SUPER CUB -スーパーカブ大全-」が発売、出版不況と言われる昨今ながら完売に。今回、スーパーカブの生誕60周年記念の改訂版として、新型スーパーカブやクロスカブの詳細をはじめ、世界生産累計1億台に貢献した海外生産モデルに関する新記事を追加。前作で反響の大きかった貴重なインタビューやスーパーカブ全史、新聞・雑誌広告に見る作品などは再編集され収録される。正にスーパーカブに関する“決定版”と言える1冊。A4変型判、平綴じ。1556円+税。
問:モーターマガジン社
TEL:03-3434-3153(販売部)
http://www.motormagazine.co.jp/
(2018.3.30)
コミックアーススター
http://comic-earthstar.jp/
(2018.3.27)
初のV4エンジンを搭載、燃料タンクと排気系の取り回しを天地逆転してレイアウトする1984 年にデビューを果たしたエポックメイキングなホンダのGPマシン、NSR500。斬新すぎた1984年型 NSR500はGPファンにとって今も鮮烈な印象を与える1台となっている。そんなGPレーサーを題材とした資料集「komakaiブックス」がリリースされた。バイクモデルの実車ディテール写真を集めたもので、写真はどれもオールカラーで実車の細部を撮影したクローズアップ画像ばかり。1ページ1カットで収録され、説明は一切入らず、ディテールアップに役立つ細部写真がページいっぱいに掲載されているので、タミヤ1/12バイクシリーズのNSR500を製作する際の参考に。A5サイズ(横21cm、縦15cm)、全93ページ。5200円(税別)。
プラッツ
http://www.platz-hobby.com/
(2018.3.9)
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