ハラ キュウゾウ
(実は本名)
チョット短いツーリングに行ってきましたが、気が付くと山道に。これって習性なんでしょうネ。快適な高速道路の下側。橋脚なんぞを横目に田舎道をトボトボと。世の中的には旧道の旧道である寂れた旧々道。トンネル抜けずに峠越えなんかしちゃってたワケですが、発見も多い道草&寄り道ばかりでしたぁ。

○→□→◇→△

 ウチの81ccに改造された95年式のカブ。とりあえず元気です。PC20なんていうデカいキャブレターが装着されている関係でセッティングにちょっと苦労。上が薄いのを修正してみました。中速域でギクシャクしていたのと高速域のバラつきも解消。まぁ、フツーに走ってくれています。でも、フロントを1T上げたものの相変わらずローギヤードなもんで、なんてことないトルクアップ仕様に落ち着いてます。これで4ストメイト80やバーディー並みに走るハズですが、怪しい改造仕様よりもやっぱりメーカー純正仕様のほうが総合力は上でしょうネ。

 そんなこんなで本家のスーパーカブ50がフルモデルチェンジ。おお! 4速ダ! フロントサスがテレスコピックだ! フレームや足回りやタンク容量アップなどすべてが大幅にグレードアップがなされて、しかもお値段が従来モデルに比べ4万8300円安い18万7950円 。こりゃ、スゴイね。しかも110に続いて全車中国生産ダ!

  誕生以来これまでに全世界に7200万台以上(2010年12月末)が販売されていて、世界の人々の生活を豊かにしてきた実績がスゴイ!

スーパーカブ

 でも、すぐに飽きましたネ。とりあえずカブを1台キープしておいて、やっぱり別のスポーツモデルが欲しくなりますネ。

 世の中にはカブの達人がゴマンといますが、そこで完結しちゃうのはチト違うでしょう。旧来のカブユーザーというかカブ主様は、新型に賛否両論だとか。まぁ、1台あれば壊れないしイジれるし、ブン投げておいてもすぐに復活しちゃうんで増車は何年も先だから呟いてるだけでしょうけど、インジェクション仕様だからあんまり遊べないのと、いかにも実用的な側面から脱却できないんじゃないかと思い込んじゃう。なによりもエスニックな雰囲気のデザインが好きになれないらしいのですワ。

 てなわけでデザイン。バイクは工業製品で乗り物ですから、購買のキッカケというのは「色とカタチと性能」が入口となります。んで、わかりやすいのが「色とカタチ」。単純に好きか嫌いかです。デザインの変遷なんつうのをみると、この50年では○→□→◇→△でしょうかねぇ。70年代までは流線形やまあるいデザインが主流。ヘッドライトは○でした。80年代になると水冷化やモノサス化で一気に高性能化。デザインも□になっていきます。ヘッドライトが□です。80年代後半になると丸目2眼ヘッドライトやフラッシュサーフェイス化でカウルと一体化した異形ヘッドライトが主流になりました。90年代ともなるとレーサーレプリカから派生したネコ目やらツリ目になって目付きが悪くなり、21世紀になると反省と後悔も加味してレトロブームがやってきて古臭い丸目に。でもヨーロッパテイストとかでゲロゲロになっちゃって色気の質が大きく変化してきちゃいました。国内ではライダーの高齢化も関係してチョット古いデザインが安心感があるのですが、欧米では増々ゲロゲロに。かといって台数の見込めない日本向けに専用のデザインを投入できる余裕も無く、なんだかなぁ、の状況になりまして、性能や品質が抜群に良くなっているのにも関わらず購買意欲が沸いてこない人って多いのカモ。

CB750FOUR
Z250FT
YZF-R1
GSX1300R

 カブもフルモデルチェンジで顔つきが変わり台形ヘッドライトになりましてイメージを一新。これって従来もカスタム系にありましたから、仕事や配達の人には特に関係ありませんが、ちょっと優雅に感じられるカモ。

 ヘビーなカブ主様は、さっさと最新のスーパーカブ110なんかに乗っておられるし、個人的には50ccには全く興味ないんで、リトルカブ110やらCT110再販なんかが嬉しいんですが、しがらみのないキャスト小径のバーディなんかが気になってしまうのです。オヤヂ世代だと色はソリッドのアースカラー、カタチはついつい撫でてしまう曲線美とやらが欲しくなりますけど、どうせ中古で降りてくるまで待っちゃう習慣が出来ちゃってるんで、適当にほざいてるだけなんですね。トホホだけどねぇ。

仙人の日々交々 緑が濃くなっていく毎日。雑草が延び放題なので草むしりです。昨年の放射能騒ぎで放置してたんですが、今年はしっかりと草むしり。放射線量はちっとも減って無いんですが、機械じゃ無くて手作業でチマチマと。人間の記憶の半滅期のほうが遥かに短いジャンと思いつつドクダミなど引っこ抜いています。好きな東北の自然を思い出しつつ・・・・

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