アクシス トリートXC125E 220,500円(7月13日発売)

★ヤマハ アクシス トリート XC125E 車両解説

「都市部でジャストサイズ」のアクシス トリートがマイナーチェンジ

2009年の8月25日に発売された“スタンダードスクーター”アクシス トリート。ヤマハのメインストリーム原付二種スクーターのシグナスがスポーティースクーターへと発展したのに対して、“スタンダードスクーター”を求めるユーザー向けに、新たにラインナップへ加わったのがアクシス トリートだった。

同じアクシスでも兄弟車のアクシス50/90ではジョグ・シリーズよりも上級版としての位置づけがされたのとは対照的。ちなみにアクシス トリートのトリート「Treet」はラテン語の“Tritium”(いつもの)+英語“Street”(道)を併せた造語と説明されていた。

初のマイナーチェンジは、2011年2月。といっても、F.I.採用4ストエンジンやシンプルな車体などメカニズムはそのままで、新色2色を追加、継続色2色と合わせて4色の設定とされた。

また、“スタンダードスクーター”と割り切って開発されたアクシス トリートだったが、同じ2011年3月には、多くのユーザーが追加装備するであろう“通勤ギア”をはじめから装備した“快適セレクション”というモデルが登場している。いわゆる“販社仕様”というモデルで、採用された装備は全て純正オプションパーツ。通勤用の“バリエーションモデル”という位置づけだった。

容量30リットルのリアボックス(ワンタッチ着脱式、キー付)とスモークナックルバイザー、そして戻し忘れ防止機能付きサイドスタンドの3点が採用されていた。ちなみに通勤快速ならグリップヒーターも、と思った方も多いだろうが、あえて採用しなかったのは、ノーマルモデルにプラス15,750円で抑えるほうが重要だったということだろう。

今回のマイナーチェンジでは、新色3色の追加と、赤いステッチがアクセントのシートの上面にメッシュ加工を施して快適性を向上させた。

カラー設定は、新色3色と継続色2色の合計5色。新色、ダークレディッシュグレーメタリック(ダークブラウン)。
新色、ニューパールホワイト(ホワイト)。
新色、ペールパープリッシュブルーメタリック(シルバーブルー)。
継続色、ライトグレーメタリックH(シルバー)。
継続色、ブラックメタリックX(ブラック)。

★YAMAHA プレスリリースより (2012年6月5日)

多彩な車体色にシートの快適性を向上
「アクシス トリート XC125E」発売について

ヤマハ発動機株式会社は、原付2 種のスタンダードスクーターとして人気の「アクシス トリート XC125E」に多彩な新色を設定、一部仕様を変更し2012年7月13日より発売します。

今回は、近年人気のダークブラウン系の新色「ダークレディッシュグレーメタリック2」、幅広い層から支持の高いホワイト系の新色「ニューパールホワイト」、爽やかで質感の高いシルバー系の新色「ペールパープリッシュブルーメタリック1」を新たに設定、継続の2色とあわせ5色設定となります。さらに、赤いステッチがアクセントのシートは、上面にメッシュ加工を施して快適性を向上しました。

2009年に発売の「アクシス トリート XC125E」は、都市部でジャストサイズなシンプルボディ、燃費・始動性に優れるFIエンジン、ヘルメットボックスなどの収納性、手頃な価格等が特徴の原付2種スクーターです。

なお本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「アクシス トリート XC125E」
 
<発売日>
2012年7月13日
 
<車両本体販売価格>
220,500円(本体価格210,000円/消費税10,500円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
 
<カラーリング>
■ペールパープリッシュブルーメタリック1(新色/シルバーブルー)
■ダークレディッシュグレーメタリック2(新色/ダークブラウン)
■ニューパールホワイト(新色/ホワイト)
■ライトグレーメタリックH(シルバー)
■ブラックメタリックX(ブラック)
 
<販売計画>
6,500台(年間、国内)
「アクシス トリート XC125E」フィーチャーマップ
・ヘッドライト(ハロゲンバルブ40W/40W)
・フロントバスケット装着可能(オプション)
・ディスクブレーキ(前輪)
・優れた操縦安定性を実現するテレスコピック式サスペンション
・良好な足付き性を実現する735㎜のシート高
・機能的なメーターパネル
・盗難抑止に効果的なキーシャッター
・買い物に便利なコンビニフック&インナーポケット
※上面にメッシュ加工を施して快適性を向上させた赤ステッチ入りシート
・A4ファイルも収納できる約22リットルのヘルメットボックス(ヘルメット形状によっては収納できないものもあります)
・積載性に優れるリアキャリア(積載量5kg以下)
・街中走行に最適なコンパクトボディ
・優れた環境性能と経済性を実現した4ストロークFIエンジン
※印は2012年モデルの新フィーチャー

★主要諸元

車名型式 EBJ-SE53J
アクシス トリート XC125E
発売日 2012年7月13日
全長×全幅×全高(m) 1.795×0.675×1.070
軸距(m) 1.255
最低地上高(m) 0.105
シート高(m) 0.735
車両重量(kg) 110
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 46.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 E3F1E
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 51.5×60.0
圧縮比 9.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.0[8.1]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 8.9[0.91]/6,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 1.2
燃料タンク容量(L) 5.6
クラッチ形式 乾式・遠心式
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 2.572~0.851
キャスター(度) 27°00′
トレール(mm) 74
タイヤサイズ 3.50-10 51J
3.50-10 51J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン