カワサキモータース

 国道52号線をひたひたと北上する途中に、“増穂”という町がある。
 何を隠そう、おいらが新社会人になってお世話になった会社があったりするのだ。
 遠い昔の話だが、当時叔父がその会社の専務。そう、分かりやすく言えば『コネ』で入れてもらったのである。
 その後、何故か東京に舞い戻り何故か焼肉屋になっているという……人生ドコでどう転ぶか分からないもんだ。

国道52号線をズンズン走る。季節外れな写真で申し訳ない。幾分、どころか大分アップが遅れてしもた。すまぬ。桜は散り(アタリマエダ!)、中部横断自動車道だって全線開通してるかもしんないじゃん……それくらい、遅れちゃった。

 誰にも言わずに、そのお世話になった会社を52号線からチラ見しようと思いながら走る。
 ……も。
 いつの間にか通り過ぎてるしっ! つ~か、いつの間にか52号線じゃない知らない道を走ってるし。
 どうやら当時なかった“中部横断自動車道”という有料道路ができており、その下道が新道として使われている模様。よって52号線は旧道扱いっぽい。
 真っ直ぐで綺麗な道なので、あっという間なのだ。しかし、昔から国道で商店などを営んでいた人にしてみたら、ちょっと考えてしまうなぁ。それほど新しい道の需要はなさそうなんだけど。

 なんてことを考えてる間に韮崎。甲州街道に入り、さらに10kmほど北へ向かったところに……。

 おおおおお~っ!
 お見事っ! としか言いようのない大樹。
あ、前編の動画で見た? いやいや、多分気のせい。
 残念ながら、ちょっと早かったみたいだけど、神々しささえ感じられる幹や枝ぶりをしっかり目に焼きつけられたので、逆に貴重な体験だったかもしれない。

 ちなみに満開の桜は、実相寺ホームページでお確かめ下さい。コチラ→http://park8.wakwak.com/~matsunaga/

樹齢2000年(なんと!)とも言われる山高神代桜(エドヒガン)。神々しいまでの巨木だ。それでも衰えが目立ち、80数年間で、高さは約3メートル低くなり、枝の張りも30メートルを越えていたのに、今では13メートルに満たないという。満開のこの桜を見ると、いや拝むと、たぶん泣けちゃうんだろな。 これまた季節外れでスミマセン。ちょうど水仙が満開だったもので……。黄色い水仙と、白い水仙が咲いてました。


ソウルフードNo.07 【なぜか富士宮焼そば】

 中尾「ねぇねぇ、ここでもひと通り食べて行けるじゃん?」
 ヨースケ「腹減ったっす!」
 ……あんたら何怪獣だよっ!?
 しょうがないなぁ……じゃぁ 富士宮焼きそばでも食べますか。ここ山梨ですけど。

富士宮焼きそばです。“てんちょ~の食べてばっかり旅シリーズ”の、記念すべき第1回“静岡おでん”の後編でも食べたのだった。同じだった。

 中尾「はい、今日はこれで終了! あとはホテルに行くだけですよん」
 たしか韮崎市内でしたね? とりあえず一旦落ち着いてから、明日の打ち合わせしますか。

 お疲れした~!んじゃ荷物置いてちょっと休憩ですね。
 中尾「あとでロビーでね~」

 ~1時間後~
 さて、どうしましょ? なんかまだお腹空いてないんですが。
 中尾「だよね、したら何か飲み物でも買い出しに行こうか」
 つ~ことで、一行は韮崎駅にある大型スーパーに出掛けるも、ホントに飲み物だけ買って終了。買い物5分で終了。
 とりあえず一旦寝てから晩飯考えようかという話が持ち上がったところで。

「あれは何だ?」ってことでひょいと道を外れる。むき出しの絶壁があって、むき出しの木の根が「どっこいオイラは生きてるぜぇ! ワイルドだぜぇ」と逞しいのだった。で、カワサキNinja 400Rが、今回の相棒。(http://www.kawasaki-motors.com/model/ninja400r/
フルフェアリングを装着したツインスポーツ、Ninja 400R。デュアルヘッドライトが装備され、段付きウインドスクリーンが高いウインドプロテクション効果を発揮してくれる。ややアップライトなハンドル位置は、自然で疲れにくいライディングポジションを実現し、ツーリングバイクとしてももってこいだ。車体色は、今回使用したメタリックノクターンブルーと、パッションレッドの2色。649,000円

 ヨースケ「あの建物、何ですかね?」
 何ですかねって、どこからどう見てもパチ屋……ってお前っ!

~数時間後~
 お前のせいで余計な出費もいいとこじゃんか(怒)帰るぞっ!
 ヨースケ「あ、いやまだ確変なんで先帰ってて下さい」
 むぅぅぅぅ~。

~不貞寝~
 おはよ~っす、なんか寝覚め悪いっす。
 ヨースケ「そんなこと言わずに、今日も一日張り切って……おわっ!な、何するんですかてんちょ~、痛いっ! 痛すぎるっ!」

 よぉ~し、少しは気持ち良くなったところで出発しますか!
 中尾「今日は天気が悪そうだから、先に昇仙峡に行ってしまおう、山の中だからね」

 どぉ? 日本じゃないみたいでしょ? 本当に仙人が現れそうな風景。
 よかったよ、ここが最後のロケ地だったら無理だよ。ってくらい、歩いて登って行くんだよね。うん、運動不足の中年にはかなり堪えるのね。

 またこれが丁度いいところにお茶屋さんがあるんだなぁ~。

昇仙峡である。轟々と川の流れに沿って、ズンズン歩くのだ。てんちょ~の記憶では「ちょっとそこ」が昇仙峡のメインイベントである滝らしいのだが、ズンズンドンドン歩いても、ないじゃんか! 雨降ってくるし。ブツブツ言ってる内に歩いてる内に、でっかい岩に出会ったぁ。


ソウルフードNo.08 【信玄餅パフェ】

 おおっ! これはなかなか美味しいっ! 信玄餅とアイスってこんなに合うんだねぇ~。
 雨模様で正直肌寒かったけど、敢えてタンクトップでがっついたぜぇ~、ワイルドだろぉ~? ……あぁ、使うまいと思っていたヤツをやっちゃったよ。

 さて、気を取り直して次はどこっ?
 中尾「次は甲府市内だぜぇ~」

信玄餅パフェだぜぇ~。よくある信玄餅は、実は餅じゃなく求肥なんだね。だけど、ここんちはホントの餅なんだぜぇ~。だからモチモチしてんだぜぇ~。こいつにソフトクリーム、きな粉、でもって黒蜜だもの、鉄板でしょ! ワイルドじゃないけど、いいんだぜぇ~。 季節感、出してみた。ま、この時にはアップが7月になるなんて思ってもみなかったけど。タンクトップですよ。


ソウルフードNo.09 【ずんちゃんパン各種】

 もうね、この看板とテント、素敵すぎるでしょっ!
 ショーケースもこんな感じ! 懐かしさ満点ですよ。
 そしてきっと奥の方で“ずんちゃん”が脇目も振らずにパンを焼いてるんだよね?

どーです、この外観。一昔前なら、日本のどこにでもあったような町のパン屋さん然としているのだ。嬉しくなっちゃうね。「おじちゃん、アンパンとジャムパンちょーだい!」みたいなぁ……。 ずんちゃん、である。ニコニコお話ししてくれた。今では息子さんが後を継いでいるから、ずんちゃんパンは永遠なのだ。 揚げパンにクリームパンに、コロッケサンドにえ~とえ~と……とついつい買うのだった。

 うわっ!前から登場されたっ! あ、どもども、ワタシタチアヤシイモノジャナインデスケド、ゴニョゴニョ……。
 毎度毎度、お店の方はアポなしにも拘わらず本当に良くしてくれる。

 お店の歴史とかヒット商品の誕生秘話とか、親切にお話しして下さって本当に感謝。
 お味の方は……もちろん美味しいに決まってるじゃないですか。
 何だろう、ここの惣菜パンって口に入れた瞬間に童心に帰れる味って言えばいいのかな、
映画『ALWAYS』観てる感じになるんだよなぁ~。
 美味しゅうございました、ありがとうございます!

 さ~て、いよいよ天気が不安になってきた。
 中尾「マキで行きます! 屋根付き商店街だからダイジョウブイッ!」
 ……今の中尾さんのセリフ、確実にヨースケ知らんでしょ。

 甲府のアーケード。
 だ、誰もいない!? 昼過ぎなんだけどな……。
 最近の地方都市ってば、駅周辺の商店街がこんな感じになっているのをよく見かける。
 郊外に大型スーパーが出来てしまってるのが原因なのかねぇ。


ソウルフードNo.10 【山梨のカツ丼】

 そう、山梨では一般的な『カツ丼』を食べたい時、
『煮カツ丼』と発声しないともれなく……。
“とんかつ定食が丼に乗っかってるだけ”のワイルドな食べ物がドスンと提供されるのだっ!
 なので味は……。
 トンカツ定食をご飯の上に乗せた味なのだっ! ふぅ~、いよいよお腹一杯、腹ごなしタイムが必要ってことで……。

ほぼお昼の市内のアーケード……。地方都市の商店街は、みんなこんな感じになってしまった。郊外には大型店舗のショッピング街が出来ていて……。 コレが山梨のかつ丼だ。トンカツ定食が、丼に載せられたワケやね。言わば“ワンプレート”っちゅーか“ワン丼”なのだ。 オムライスが大好きなのだ、中尾は……。だから、メニューで見つけて、迷わず「オムライスひとつね」と叫んだのだった。トンカツはすずきに限るから……。

 突然の社会科見学@精密板金工場! そして手前味噌。
 (株)山梨ワークス( http://www.ynwks.co.jp/corporate.html
 はいっ!ここは先述の叔父が独立して興した会社なんす。おいらは、叔父と間違われるほど似てるらしい。うーん、似てるかな?

山梨ワークスでシルシルミシル。Amadaの工作機械が大部分を占めていたが、聞けば世界でも最も優秀なのだそうだ。3次元なんじゃらかんじゃらで、シャーーーッと切られていくのだが、何を作っているのかは「秘密です」なのだ。叔父さんである社長が手にしているのは、鉄道の信号機である。これは秘密じゃない。

 それはさておき、十数名の社員さんはほとんど前の会社からの人達なのですっかり同窓会気分のおいらなのでした。職人の皆さんも当時のまま、まぁちょっと老けたけど(笑)素敵な方ばかり。
 ここでも一行は、叔父に会社内をくまなく案内され、機械の説明を受け、趣味の写真の話まで聞かされて(笑)気がついたら夕方に。

 中尾「まぁまぁ、もう慌てることないやね」
 ですね、夕食までまだ時間もあるし、行っときますか。
 ヨースケ「何処にですか? 昨日のリベンジでうぇぇぇっ! 痛いですってやめてくださいって」


ソウル・スパ 【ほったらかし温泉】

 じゃーん! そうです温泉なんですぅ~! やほーい。
 ここはお気に入りでよく来てるんですよ。
 日の出の一時間前から入れるので、晴れてさえいれば夜明け前の甲府盆地と、紫色の富士山の横から日の出を拝めちゃう素敵なトコなんす。山梨サイコー!
 そして湯上りにはお決まりの……。
 コーヒー牛乳!
 そしてココの名物! かどうかは分らんけんど、多分。(“~けんど”は甲州弁)

“イス”って書かれてあるから、たぶんイスなんだろな、とイスに腰掛けた。 お約束でしょ。記念の写真を撮りましょね。てんちょ~はどこだ? 湯上がりはコーヒー牛乳に決まっている。ハイ! 手は腰だ!


ソウルフードNo.11 【揚げ玉子】

 塩をね、ちょっと振るの。それだけなんだけど、めちゃウマっ!
 よぉ~し、いい塩梅だ。この揚げ玉子が呼び水になって、いい感じにお腹が減ってきた。

半熟のゆで玉子にころもを付けて揚げたんだろな。あっつ熱のとろ~り。くせになりそ。 これがほったらかし温泉である。露天風呂だ。晴れた日には富士山が目の前に見えるのだ。

 いよいよ最後のソウルフード。
 そこは山の上の温泉を下るとすぐにあった。
『ほうとう歩成』
 そうです、山梨に来たら食べにゃいかんて話ですよ。
 おまけに“第2回ほうとう食べくらべ大会優勝店”とある。


ソウルフードNo.12&No.13 【ほうとう&鳥モツ】

 そういえば富士吉田とか都留あたりは昨日の『吉田うどん』だけど、甲府盆地内はうどん屋さんあまり見かけないな。
 こちらはもっぱら『ほうとう』なんだね。ただ……地元の人はあまり食べないね<ヲイ
 アツアツの鍋で食べるほうとう。
 ……うまーい! これは南瓜をはじめとした野菜を沢山摂れるのが嬉しいよね。
 ただ、昔からおいら、ほうとうに対して言いたいことがあるので、折角の機会だから言わせてもらおう。

 あのね……、量が多い。イマイチ支持されないのって、多分ここじゃないかと。昼食じゃ重すぎるし、夕食じゃこれだけでお腹一杯にするのが勿体ないというか。
 少量ポーション&多品目が流行っている(?)昨今、ちょっと考えてみるのもいいかなと。

 鳥もつ。
 これはまた懐かし系の味つけ。甘辛煮ですなぁ~。
 キンカンという卵になりきっていない、黄身の状態のものが入っているのが山梨風。これをつついていると、思わず一杯飲みたくなるねぇ~。おいら酒呑めないんだけどね。
 いやぁ~、今回もまた喰い倒しました。

ほうとうである。山梨のソウルフードの筆頭だろう。さすが優勝したお店、美味しかった。 近頃話題のB級グルメ・チャンピオンのモツ煮である。甘辛で「御飯下さ~い」的な味だ。

 これはいつも思っていることなんだけど、“人間の舌なんていい加減なもん”。
 まぁ、これを言っては身も蓋も無いって言われそうだけど、せっかくだから美味しく食べたいじゃないですか。

 評論は評論家に任せて。味の分析しながら食べたら美味しさ半減ですよ。
「作った人の思いを感じること」(ふるやのお婆ちゃん、ずんちゃん)
「笑顔の中で食べること」(アフォちんのヨースケ、中尾さん)
 それだけで何割か美味しさはアップする、ということを再認識した二日間だったなぁ~。
 ということで、また逢う日まで・・・

 ……ん?
 中尾「まだ食べるでしょ、勝手に締めないでくれる?」
 ま、まさか……。
 ヨースケ「帰りの中央道SA寄りましょう」
 まさかまさかっ!?
 はい、きた。
 〆の……。


番外のソウルフード 【伝説のすた丼】

 お~、ホントどれもこれも美味すぎて、胃の休まる暇がないわっ!
 中尾さん、次回は頭数増やす方向で検討してください。
 ええ、なんも知らんと羨ましがってる輩達がいるんですぁ~。
 是非ともこの過酷さを思い知らせたいんでね……フフフ。

はいはい、伝説のすた丼です。若いモンには嬉しい量です。 そして、てんちょ~は、これからもソウルフードを求めて旅するのだ。ちなみにてんちょ~は、東京は世田谷区弦巻にある『焼き肉コソット』のてんちょ~だ。雑誌やテレビでも紹介され、“東京23区で一番旨い肉を喰わせる店”ランキング1位になったこともある。是非&大至急行ってみるべし喰ってみるべし。電話:03-5426-0350 URL:http://www.cossotte.jp/

●カリスマてんちょ~のソウルフードの旅
[第1回・静岡編へ ]
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