ハラ キュウゾウ
(実は本名)
iMacを買ってみました。もちろん中古。チト古いOSX-5-8搭載でして、キーボードも含めるとトータルで3000円弱。一応マトモに動いております。PCは古いとダメだなぁ。でもOS8.6やOS9.2の古いモデルも未だに持っていて、時々動かしてます。新しいPCだと読めない資料も放り込んであるから必要に応じてなんですけどね。

ちんこ

 
 ついつい悪いクセが出てポチッと押してしまいました。今度のは平成モノで、バブリーな時代に欧州からやってきたエンデューロモデルです。倒立サスにFRディスク。水冷2ストエンジンには排気デバイス付で、おまけに「右キック仕様」となった初代イタリアンハスクのハスクバーナWR250。特に使い道はないんですが、部品取りになるかなぁ、てな具合です。資料を探してみますと1991年式で、新作の’90年モデルのマイナーチェンジ版のようです。

 でもね、スゴイとかカッコイイとかバブリーとかの評判が全く聞こえてきません。オフ系の知人からもせいぜい「珍しいね」って言われた程度で、口の悪いのに言わせると「ちんこ=珍古」扱いですからね。ちんこ=珍古のカスタムはチンカスかよ……

 当時、カジバの代理店だった村山モータース扱いで、定価は91万円だったようですが、オフ車の外車ということもあって余り資料はありません。有名になる以前に珍しすぎて伝わらない。なにしろ現物を見る機会は殆どなかったぐらいですから当然股がったことも走らせたこともなし。当然、足は着きませんでした。当時、高額というだけでビビりましたし、それ以上に存在自体がマイナーすぎるんですね。そんなのが近所からポロッと出てくる。バブル時代の日本には、無いものは無いぐらいの勢いでしたからね。まぁ、オレらは極力見ないようにしてましたし、せいぜい、誰か乗せてくんないかなぁ、程度でしたからリアルタイムでの思い出も妄想も特になしでしたが、出てきちゃったモノは仕方が無い。いかに美味しく料理して味わうことが出来るかでしょうか。

 実は、こういう得体の知れない類いっていうのは元々“大好物”なんです。置場があるせいか、最近になって“変なの”ばっかり集まっちゃう傾向があるんですね。

 今回の個体も破格で、新品のサイドカバー1枚分で車体が買えちゃったりします。外観はさすがに醜く、プラスチック関係はほぼ全滅で多少欠品もあります。部品も手に入らない確率の方が高いですし、知人も「’93モデル以降なら共通部品が多いのに」と呆れ顔。走行4000km弱でツーリングに使われていたものらしく、程度は悪くないんですが書ナシで御不動様扱いだったので価格も激安。思わず買っちまったワケです。でもいいのです。衝動買いは『若気の至り』と『勘違い』が大半なのですから、ジジイになっても勘違いは続いた方が幸せなのかもしれませんゼ。

 問題は何に使うのか。元々、ブローカーやら転がしはやらない人なので、気長にパーツなど集めて組んでみて、走ったら儲け物てな具合ですが、結局のところ〆切なしの放置プレイが続いて行きます。あげくの果てに錆びたり腐ったりの過去もありますので、盆栽化していくのが関の山ですかねぇ。ほかにも希少なロータックスエンジン搭載車やメーカー自体が無くなっちゃったモデルも転がってるし、集めるときは一気に集まってしまいますが、アトが続かない。ヤルときにはやらないといけませんが、外車のパーツは入手の苦労や価格でオタオタしちゃうので、気長にやろうなんて思っていたら、気がつけば宿題の嵐です。夏休みの宿題は終盤に泣きながらやるタイプでしたから性格にも問題があるんですね。これがロードモデルですといつまでもキラキラ輝く宝石扱いなんですが、オフ車は磨いても光らずで「走らせてなんぼ」というのが使命。そりゃそうなんですが、完成はいつになることやら?

 まぁ、イタリアとスウェーデンの混血でジャジャ馬なんだぜ! と言えるぐらいのスケベ心が健在なら、きっと健康なんでしょうね。夏は暑いからなぁ(苦笑)。


WR250
yamori<br />
yamori<br />
とりあえず証拠写真デスが、全体は見せません。ちんこですから(笑)。樹脂パーツは転倒や紫外線に犯されたりの経年変化で御覧の通りに。右はサービスカットの豊満な裸体は食に恵まれてコデブとなったニホンヤモリ〜。
仙人の日々交々 夏本番! 嗚呼それなのにオネイサンたちの日焼け対策って凄過ぎー。どこに行ったか小麦色、それに引き換え第三の麦酒腹の色白のオヂサンは世の中からは確実に2周遅れでして、未だに’80-’90年代の幻を追いかけていたりします。しか~も、リアルタイムでオリンピック中継なんか見ちゃってるハズだから完璧に不健康な夜型に。若いのは「若気の至り」と「勘違い」と「妄想」に走りなさいね~。

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