④法律で自転車レーン設置へ超小型車も登場が検討され原付一種の走行空間がなくなる(悲鳴)!
④法律で自転車レーン設置へ超小型車も登場が検討され原付一種の走行空間がなくなる(悲鳴)!

※写真はイメージです

 いわゆる「自転車レーン」の設置を国土交通省が法制化を検討している。道路左端に駐車枠がある場合はその内側・歩道寄り最左側に自転車走行のための専用レーンを設置して、その外側に駐車枠スペース、自動車の車線はそのまた外側ということだという。

 あれ? 自転車と自動車のことばかり頭にあるようで何かの安全を忘れていないだろうか。50ccの第一種原動機付き二輪車はどこを走るんでしたっけ? そう「道路の左端を最高時速30km」で走行するのがキマリ。ということは、50cc原付は自転車レーンや駐車枠で、ただでさえ狭められた(残された)車線を自動車と時速30kmで混合交通しろということだ。

 しかも既に全国10か所で実証実験をしている「超小型モビリティ」なる、1人乗りの原付4輪と軽自動車の間を埋める位置付け新カテゴリー車両の存在。その地方自治体での公道走行を認めるため、対象一部自治体に道路運送車両法の基準の一部を国交省は緩和(軽自動車並みの安全性能に達しなくとも条件付きで認める)を検討するという。乗車定員1〜2名、排気量は125cc程度で軽自動車よりコンパクトなサイズになると言われているこの超小型車、二輪車部門を持つメーカーでは二輪と四輪の開発者を集めた別個のチームで開発するとも言われ(ホンダ)、販売は二輪車販売店も選択のひとつともメーカー関係者は語る。超小型車だって(利用エリア限定走行とも言われ、幹線道路を走れるのか、走れるならどうやって走るのかは不明だが)おそらくは原付一種と同じ道路左側を走行となるのではないかとも。もし幹線道路不可としても過失で外れて幹線道路に出てしまったらどうするのだろうか。

 そういう動きにの中で「規格がまだ出されていませんが、原付二輪との差別化が重要となるでしょう。原付二輪の位置付けが良い意味で明確になってくるだろうし、原付の見直しにつながる可能性もあると思ってもいます」(本田技術研究所専務・二輪R&Dセンター統括責任者・鈴木哲夫氏)との前向き・肯定的な考え方が少しは心配を和らげてくれるのだが、心配性で、やはり今後の原付二輪車(最良の都市移動モビリティのひとつでしょう?)の交通体系&車線での“席なし”事態が気にかかるのは私だけだろうか。

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