こんにちは、ピンキー高橋です。すっかり秋めいてまいりました。今年、夏から秋への変わり目が急じゃありませんでした？　９月下旬までずっと暑さが続いたと思えば、いきなり肌寒くなってみたりして。でも、これを書いてる今日（10月４日）は半袖で過ごせるほど暑いんですけど。

　いずれにせよ、今年の夏も暑かったっすね。そんな時、普通だったら軽井沢とかに避暑します。でもどうせ暑いなら、とことん暑いところに行ってみたくなりました。ということで８月上旬のことなんですがDio110に乗って、天気予報で連日高温を記録していた埼玉・熊谷と群馬・館林を目指してみました。そんな、まるで季節感のないレポートにお付き合いください。

　熊谷と言えば2007年８月16日、岐阜・多治見と共に気象庁観測史上最高気温の40.9℃を記録した日本一暑い町。一方、館林も同年同日に40.3℃に達し、歴代８位の暑さを記録した町ですが、８月上旬頃の天気予報を見ていた限りでは連日熊谷を上回る気温が発表されておりました。

　ルートの都合上、まずは館林を目指しました。群馬県の南東部にあり、栃木、茨城、埼玉との４県境に近い場所です。2010年は何と、猛暑日（日最高気温35℃以上）の年間日数が国内最多の41日を記録！　この暑さの要因は赤城山から熱風となって吹き降りるフェーン現象であります。

　とりあえず、ワケもわからず館林駅前に行ってみると、特等地に気温表示が。その数値は36℃。熱中症“危険”のレッドゾーンでお出迎えです。駅前・観光案内所の垂れ幕には“日本一暑いまち”の文字が掲げられています。解釈によっては確かに“日本一”となる館林、暑いという理由で訪れる私のような人は少数でしょう。駅前は人の姿もまばら（平日の正午過ぎ）。何だかタヌキの置物がいっぱいあったので、近くに観光名所があるようです。私は熊谷を目指しました。

　さて、熊谷。こちらは日本観測史上最高気温を記録するなど、ストレートに“日本一暑い町”として全国に知られており、６月（39.8℃）と９月（39.7度）の最高気温ホルダーも熊谷のようです。こちらの暑さの要因は、ヒートアイランド現象による東京都心からの熱風と、フェーン現象による秩父山地からの熱風が午後２時過ぎに熊谷上空で交差するためだとか。

　向かったのは八木橋百貨店。夏季限定で設置される温度計（？）が名物になっております。ちなみに2007年までは目盛りが40℃までしかありませんでしたが、日本最高気温記録以降、目盛りが増やされたとか。この日の熊谷地方気象台・午後２時発表の気温は33.7℃。地元の方からすればかなり涼しかったようです。私が到着したのが15時過ぎだったこともありますが、フツーに暑かった印象です。国道17号線沿いの栄えた雰囲気の場所であるにもかかわらず、やはりこちらも人の姿はまばら。歩いている女性のほとんどが日傘を差していたのも印象的でした。

　さて今回、二つの“暑い”町を訪れて思ったこと。やっぱ夏場はスクーター最高！　エンジンが後ろにあるので、走って風を受けてさえいれば暑さは苦になりません。さらにDio110は500mlペットボトルが入るフロントインナーラックのおかげで、水分補給しながらロングランできました。