シビレま変圧器


第26回 3Gとか4Gとか・・・次は5G?

 こんにちは〜。もう10月ですよ10月。今年もあと3ヶ月を切っただなんて、ちょっとびっくり。

 ところで、あたらしいiPhoneが発売されましたねーっ。
 そして、携帯会社各社からは続々と、今年の冬〜来年春の新製品発表会が開催される季節になりました。

 それにしても最近は、カタログを見ても、意味不明なうたい文句が増えてきたとは思いませんか?……
 ということで、今回はいくつかを簡単に説明しちゃおうかと思います。

 まずは最近コマーシャルでもよく聞こえてくる、「プラチナバンド」。

 バンドっていうのは、携帯電話が使う無線の周波数帯。周波数の範囲を帯というので、直訳でバンドですね。

 プラチナっていうのは、凄い「(電波の)飛びがいい」というようなことを指しているのかもしれませんけれど、ここで勘違いしない方がよい点として、無線通信は「送信局と受信局に、高性能なアンテナと高性能な無線機」があるほど品質や性能が良くなるはずなので、周波数だけ「すご〜い♪」とか言っても、あまり意味はないのではと思います。

 ちなみに、携帯電話が使う周波数帯は日本では主に800MHz帯〜2GHz帯(2000MHz帯)になるのですが、電波というのは低い周波数の方が遠くまで届きやすい、ということになっています(そのかわり、高い周波数帯を使った方式の方が高速、大容量なサービスに向いている。のですが)。

 つぎに、データ通信速度が速いだの遅いだのということで、3Gに4Gに、LTEにWiMAXとかWiFiとかの言葉が良く聞かれますね……

 3Gとか4Gというのは、携帯電話の通信方式の世代(Generation)の話で、簡単にいうと、携帯電話サービスが始まった当初の方式(アナログ)が「1G」その後導入されたデジタル方式が「2G」それを高速、大容量化した現在の方式(CDMA方式)が「3G」となります。

 通信速度(ダウンロード)でいうとこんな感じです(超大雑把!)。
 3G(IMT-2000 ): 最大10Mbpsくらい。
 WiMAX(Mobile WiMAX): 最大20Mbpsくらい。100Km/h以上の高速移動も可能。
 LTE(Long Term Evolution) : 将来的には100Mbps以上!

 では、「4G」とは何かというと、国際標準的に「IMT-Advanced」と形で定義されているのですが、現在はまだ、これに完全に対応したサービスは開始されておらず、もうちょっとで届きそうな各通信規格を「3.5G」とか「3.9G」という風に呼んでいる模様(4Gでも相当速いのに、次は5G?・・・どこまで行ってしまうのでしょうか)。

 通信速度が速いのは大変嬉しいのですが、料金制度もよく読んで選びましょうね。
 データ転送量の制限がある料金プランの場合、通信速度が速いということは、あっという間に制限に到達してしまうかもしれませんね。恐いですねー……

 その他、クアッドコアにタフネスにNFCに大容量バッテリー、次世代の液晶ディスプレイ「IGZO」、などなど。

 パソコンでもないのにクアッドコア(CPUの心臓部分が4つもある)だなんて・・というのが感想です。
 なんだか携帯も、スペック勝負に突入してしまうのでしょうか……
 とりあえず、数字が大きいのが良い、みたいに煽られないようにしたいものです。
 CPUが忙しいほど、電池の消費量が増えるのは、今も昔も全く変わりませんので。

 ちなみに、「電池パックの容量」と、「内蔵メモリの容量」は大きいに越したことありませんよ!
 特に電池パックの容量は大きい方が、連続使用可能な時間が延びるので嬉しいことではないでしょうか。

 次に、「NFC」っていうのは、新しい非接触IC通信の規格。新しい色々な機能やサービスがこれから出て来るみたいです。

 そしてちょっと注目は「IGZO液晶」。従来品より鮮明画質なのに、消費電力が今までの半分以下という、素敵なデバイスです。表示が綺麗な上に、電池持ちにも優しい技術なんて、大歓迎ですね!

 最後は「タフネス」について。
 これは、頑丈ということで、通常モデルよりも防水とか防塵、そしてケースの強度が強くなっているのですが、私的にはあまり過信せず、そもそも値段が高い商品なので、大事に扱いたいなぁと思っています。
 特に防水性能については、キャップや裏蓋がしっかり閉まっているか等、念を押しておかないと、思わぬところから浸水してしまったりと、要注意ですよ。

 ということで、カタログがすっかりスマホ一色になっているような気がしますが、テンキーの付いている携帯電話。
 シンプルでカッコイイので、もっと出して欲しいのは私だけ?でしょうか・・・

 それではまた!

電気先生
電気先生
インターネットがメジャーでなかった頃から、パーツBGやミスター・バイクBG誌などで、バイク関連の怪しげなサイトを紹介したり、紙と鉛筆で生きてきた編集部員を捕まえて、無理矢理ホームページを作らせたり、そんな暴走の果てに「乾電池何個でセルは回せるか」などという、金と手間ばっかりかかる無謀な実験をやらかしていた、電波的なPC馬鹿とのレッテルが。最近では、パソコン・携帯・スマホに飽き足らず、深夜アニメやアキバ系カルチャーにどっぷり浸かっている腐れエンジニアです。御多分に漏れず、ツイッターにも出没していますので、苦情はこちらへお寄せください→@siuyanmm


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