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 10月28日(日)は、東京で『無免許事故について考える』シンポジウムが開催されます。
 
 飲酒・無免許・無保険・無車検・一方通行逆走という悪質運転の加害者に大切な息子さんの命を奪われた、名古屋の眞野さんご夫妻、そして今年4月、京都・亀岡で発生した、無免許少年による集団登校中の小学生死傷事故で、引率していた妊婦さんを亡くされた中江さん親子(妊婦さんのお父さんと息子さん)、そして北海道交通事故被害者の会代表の前田さんがパネリストとしてご出演くださいます。
 ちなみに、これらの無免許事故は、いずれも「無免許運転を繰り返していたので、運転技術はあった」として、危険運転致死傷罪での起訴を見送られています。
 いったい何のための免許制度なのでしょうか? 
 私もコーディネーターとして登壇しますので、この問題にご関心のある方は、ぜひ会場にいらしてくださいね。

■シンポジウム参加のお知らせ

【10月28日 東京被害者支援集会および無料法律相談会】

開催日時:2012年10月28日(日) 13:30〜17:00
場所:東京シティエアターミナル(半蔵門線水天宮前駅直結)
主催:一般社団法人 交通事故被害者家族ネットワーク

■特別シンポジウム 「無免許事故を考える」
<パネリスト>
・眞野 哲さん・志奈さん (2011年、名古屋市で事故発生/無免許・飲酒・無保険・ひき逃げ・一方通行逆走の加害者に大学生の命を奪われる)
・中江 美則さん・龍生さん (2012年、京都府亀岡市で事故発生/無免許の18歳少年の暴走により、児童と保護者10人が死傷。妊娠7か月の長女が死亡。7歳の孫が重傷を負う )
・前田 敏章さん (北海道交通事故被害者の会 代表)
・柳原三佳 (コーディネーター/ジャーナリスト 交通事故問題を長年にわたって取材)

■ 交通事故に精通した弁護士による無料法律相談会
  【協力:交通事故弁護士全国ネットワーク】

■安仁屋 衣子氏(厚生中央病院 医療SW)による特別講演会
  〜医療ソーシャルワーカーによる社会福祉制度考察(仮題)〜

要予約です。 詳しくは当会までお問い合わせください。
携帯 080-3154-2748(担当 上田)
【後援】社団法人 東京都医療社会事業協会

無免許事故について考える

遺品
*私の著書『遺品~あなたを失った代わりに』をWEBミスターバイクで取り上げていただきました。
これまでミスター・バイクで交通事故連載「一瞬の真実」を読んでくださっていた方なら、「あ、このご遺族はあの事件だな?」とお分かりになると思います。
事故から長い年月が過ぎても、心の中の宝物はずっと色あせずに遺っているのですよね……。
ぜひ読んでみてくださいね。


柳原三佳
柳原三佳
(やなぎはらみか)

1963年京都市生まれ。交通事故、司法問題等を中心に執筆。「週刊朝日」「ミスターバイク」などに連載した告発ルポは自賠責制度改定の大きな契機に。また、2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じた。主な著書に『遺品~あなたを失った代わりに』(晶文社)、『これでいいのか自動車保険』(朝日新聞社)、『死因究明~葬られた真実』『巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語』(講談社)、『焼かれる前に語れ』(WAVE出版)、『交通事故被害者は二度泣かされる』(リベルタ出版)、『自動車保険の落とし穴』(朝日新聞出版)、『交通事故鑑定人』(角川書店)、「裁判官を信じるな」(宝島社)、『交通事故の被害者になったら』(インシデンツ)など多数。

●柳原三佳のホームページ
http://www.mika-y.com/

●柳原三佳のブログ
http://mikay.blog44.fc2.com/

●柳原三佳の著書紹介
(amazonにリンクしています)
●柳原三佳への問い合わせはこちらから


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