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yamaha2013model2
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ヤマハ伝統の“レトロモダン”SR400に35周年を記念した限定モデルが登場した。1978年発売以来、一度もフルモデルチェンジを受けずに今日まで多くのライダーに支持され続けてきた驚異のモデル、SR400。その発売開始時点でもすでに“レトロ”スタイルと受け取られていたのだから、バイクとはなんぞや、を痛烈に考えさせてくれる存在だ。キャストホイールの採用や、ドラムブレーキ化など、細部での紆余曲折のマイナーチェンジは受けてきたが、空冷単気筒SOHCエンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載するという基本構成には一切変更が無く今日まで連綿と生産されてきた。ただ、2008年に発売された30周年記念モデルを最後に、排気ガス規制や騒音規制の厚い壁に阻まれて、SRも一時生産中止となってしまった時期がある。名車、SRもついに歴史の彼方へと去ってしまうのか、と危惧されたのだが、F.I.化により見事復活。2009年12月から2010年モデルとして販売を再開してくれている。そして2012年1月には、約2年ぶりとなるマイナーチェンジが行われ、伝統のヤマハブラックと、ニューパールホワイトという新色の2色設定により、2012年モデルとして発売されていた。今回の35周年記念モデルは、2013年8月31日までの受注期間限定で、シルバーフレームにオリジナルイメージのタンク&サイドカバー、そしてツートーンシートを採用したスタイルと、F.I.仕様以降上がってしまった価格を以前のレベルに近づける価格設定が行われたのも特徴だろう。ちなみに、F.I.モデル以前の2008年モデルが486,150円、その2008年モデルに登場した30周年記念モデルが609,000円だから、この35周年記念モデルのプライス設定はお買い得だろう。

カラーはダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック1(リーフグリーン)というノスタルジックなもの。「YAMAHA」のロゴをゴールドであしらっている。 35周年の証。サイドカバーには「SINCE 1978」のロゴ。また黒地のタコメーター内に「35th Anniversary」の文字が入れられている。
■SR400 35th Anniversary Edition主要諸元■
●全長×全幅×全高:2,085×750×1,110mm、ホイールベース:1,410mm、最低地上高:140mm、シート高:790mm、車両重量:174kg、燃料タンク容量:12L●空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ、排気量:399cc、ボア×ストローク:87×67.2mm、圧縮比:8.5:1、燃料供給装置:F.I.、点火方式:TCI(フルトランジスタ式)、始動方式:キック式、潤滑方式:ウエットサンプ、最高出力:19kW(26PS)/6,500rpm、最大トルク:29N・m(2.9kgf・m)/5,500rpm●変速機形式:常時噛合式5段リターン、一次減速比:2.566、二次減速比:2.947●フレーム形式:セミダブルクレードル、サスペンション前:テレスコピック、後:スイングアーム、キャスター/トレール:27°40′/111mm、ブレーキ:前油圧式シングルディスク、後機械式リーディングトレーリング、タイヤ:前90/100-18M/C 54S、後110/90-18M/C 61S●価格:535,500円


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ヤマハの人気“ミドルクラス・クルーザー”XVS400ドラッグスターにニューカラーが登場。1996年に発売開始されたミドルクラス・クルーザーモデル、XVS400ドラッグスター。発売以来4年間、小型二輪販売台数の首位を記録したことでも記憶される人気モデルだ。デビュー10周年の2006年には累計5万5千台以上の販売台数を記録している。ほとんど毎年イヤーモデルとしてカラー&グラフィックの変更のみで現在まで至っている。ただ、2009年11月発売の2010年モデルではエンジンのF.I.化が行われ、その他、新デザインメーターの採用や、タンデムフットレスト位置の変更、マフラー形状変更などのマイナーチェンジが行われた。また、ドラッグスタークラシックは、ドラッグスターをベースにフロントワイドタイヤ、前後鉄製ディープフェンダー、鞍型シート、シーソー式シフトペダル、フットボードなどを採用してクラシック調スタイルに変身させたモデル。2013年モデルとなる今回は、ドラッグスターに新色をラインナップ。価格も継続色よりも抑えた760,200円で発売。そして継続色の方も、2013年の2月1日から11月30日までの期間限定ながら4万2千円のクーポンプレゼントキャンペーン実施で実質値下げ(ドラッグスタークラシックも対象、詳細はキャンペーン協賛店へ)。

■XVS400 ドラッグスター 主要諸元■
●全長×全幅×全高:2,340×840×1,065mm、ホイールベース:1,610mm、最低地上高:140mm、シート高:660mm、車両重量:234kg、燃料タンク容量:15L●空冷4ストロークV型2気筒SOHC2バルブ、排気量:399cc、ボア×ストローク:68.0×55.0mm、圧縮比:9.7:1、燃料供給装置:F.I.、点火方式:TCI(フルトランジスタ式)、始動方式:セル式、潤滑方式:強制圧送ウエットサンプ、最高出力:22kW(30PS)/7,500rpm、最大トルク:31N・m(3.2kgf・m)/6,250rpm●変速機形式:常時噛合式5段リターン、一次変速比:2.028、二次減速比:3.070●フレーム形式:ダブルクレードル、サスペンション前:テレスコピック、後:スイングアーム、キャスター/トレール:35°00′/153mm、ブレーキ:前油圧式シングルディスク、後機械式リーディングトレーリング、タイヤ:前100/90-19M/C 57S、後170/80-15M/C 77S●価格:マットグレーのみ760,200円


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ヤマハの“軽二輪クラス・クルーザー”XVS250 ドラッグスターにニューカラー。2000年の春に登場したドラッグスター・シリーズの末弟。それまでのビラーゴ250を発展させたモデルで、400や1100とイメージを共有する本格的なロー&ロング・スタイルを採用していた。その後のマイナーチェンジにより、エキゾーストの取り回しの変更など、一部変更を受けてきているが、基本的には登場した当時のままのスタイリングを踏襲している息の長いモデルでもある。2005年2月に初のマイナーチェンジを受けている。といってもクリアレンズを採用したフラッシャーに変更されたのみ。その後は2008年5月に、ハンドル形状および左右レバー形状の変更、ホワイト&ブラウンカラーのメーター、酸化還元触媒を採用した新型2-1タイプマフラー、ブラックとブラウンのツートーンシート(ブラックを除く)などを採用。カラーも全3色を新色とするマイナーチェンジを受けている。2010年12月にはブラック系カラー車のエンジンをシルバーからブラックに変更、タンクのピンストライプ等のグラフィック変更が行われた。2012年3月には、“レトロ感とクオリティを調和”というキーワードで、クラシカルなカラーリングなどを施した“DS250 CLASSIC EDITION”が追加設定された。ニューホワイトという新色のホワイトボディがベースで、ツートーンカラーの燃料タンクおよび前後フェンダー、サイドカバー、ホワイトの塗装を施したエアクリーナーボックス、エンボス加工による「Drag Star」のロゴが入ったブラウンのシートの採用など。ニューパールホワイトという従来からのホワイト系とブラックを継続販売。2013年モデルの今回は、XVS250 ドラッグスターにディープレッドメタリックK(レッド)という新色を採用、継続色のブラックメタリックX(ブラック)と合わせて2色のラインナップに。クラシックエディションはニューホワイト(ホワイト/ブルー)1色のみを継続。

■XVS250 ドラッグスター 主要諸元■
●全長×全幅×全高:2,320×935×1,070mm、ホイールベース:1,530mm、最低地上高:150mm、シート高:670mm、車両重量:160kg、燃料タンク容量:11L●空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ、排気量:248cc、ボア×ストローク:49.0×66.0mm、圧縮比:10.0:1、燃料供給装置:F.I.、点火方式:TCI(フルトランジスタ式)、始動方式:セル式、潤滑方式:ウエットサンプ、最高出力:15kW(20PS)/8,000rpm、最大トルク:19N・m(1.9kgf・m)/6,000rpm●変速機形式:常時噛合式5段リターン、一次変速比:3.130、二次減速比:2.800●フレーム形式:ダブルクレードル、サスペンション前:テレスコピック、後:スイングアーム、キャスター/トレール:35°00′/135mm、ブレーキ:前油圧式シングルディスク、後機械式リーディングトレーリング、タイヤ:前80/100-18M/C 47、後130/90-15M/C 66P●価格:577,500円


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