旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日
その15 怒りのやり場
出先でも自宅の前でもアパートやマンションの駐輪場でもスキあらばくっついてるアレ。
たかだか小さい紙っぺらがくっ付けられただけとはいえ、自分のバイクに近づいて何かされたというイヤ〜な気分になるのは否めません。
通勤・通学用に使ってるスクーターですらくっついてたらイラっとくるものを、大事に乗ってるバイクなら紙ぺら一枚でも怒り心頭なわけですよ。
当然見つけたら剥がします。むしり取ってやります。そこに書いてある内容なんかコンマ一秒たりとも見やしません。
アレを放置してると、勝手に使われてないバイク認定されて、盗まれるバイクの目印になるともいわれているし、そもそも大事に取っておく必要がまるでありません。
仮に「売らなきゃなー」って思ったら、懇意にしてるバイク屋さんとか、もっとちゃんとしたとこ探しますっての!
しかし、問題はアレをはがしたその後です。
バイクに乗らんとするときは、ほとんどにおいて「今から出かけますぞ」というシチュエーションです。
それにゴミがくっついてたので取ったはいいものの、そのゴミをそこらへんにポイ捨てするわけにもいかず、怒りにまかせてぐしゃぐしゃにしたものを、悲しいかなカバンやポッケに入れなければいけなくなるのです。
あぁ、怒りと悲しみが入り混じるこの瞬間よ!
アレをくっつけて回るヤツを
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