先月は自賠責保険や食用油、さらには小麦の政府売り渡し価格が18%値上げされたりでしたが、この5月には電力各社が揃って値上げ。ガス料金も値上げされるようです。昨年の12月以来、為替はどんどん円安基調になりまして、1ドル=77~80円ほどだったのが、今や1ドル=100円ですし、ユーロに対しても円安でして、1ユーロ=130円近辺ですね。こうした円安の進行で輸入品は当然高くなりまして、原料や燃料などの高騰によって影響を受けた製紙、繊維、化学、鉄鋼などのメーカーが相次いで値上げに動いているのだそうです。
マクドナルドも100円バーガーが120円バーガーになったりですね。フォルクスワーゲンも5月から14車種25グレードで平均1.5%で、1万~13万円の値上げだそうです。
まぁ、これらの値上げは原材料の値上げや為替の変動が要因ですから、どちらかと言えば“フェア”な値上げですね。
一方で、牛丼が380円から280円に値下げされたとかでニュースになったりしてますけど、この時期に値下げしたり、はたまた値上げをしない輸入品っていうのは、これまで暴利をむさぼっていたなんていうのがバレちゃいそうですね。
まぁ、いまのところ在庫の放出やら値上げに対する消費者の顔色を見ながらの攻防戦やら心理戦が繰り広げられておりますので、値上げの実感はあんまりありません。
ガソリン価格は4月下旬の近所のセルフ店でレギュラーが146-147円近辺。プリペイドカード利用では142-143円だったりします。円安だけど原油価格が値下がりしていたり、燃費の向上や個人の節約意識などで消費量が下がり、ガソリンがダブついてるので価格が下がっちゃたりと、業種や業態で要因がイロイロあるんですね。ゴールデンウィーク以降は、チトやばそうだけどねぇ。
とまぁ、値上げのニュースにはピリピリと反応して一喜一憂する我々一般庶民ですが、要は経済の活性化によってデフレ脱却をめざし、税収アップで財政健全化をめざす安倍政権手主導のアベノミクスの経済政策の影響ですね。「いい円安」で輸出競争力が回復。円安や株価の高騰、金価格の上昇などでミニバブル化している一方で、やはり給与にはまだまだ反映されず、日々の生活では「悪い円安」の影響が出始めています。
でもさぁ、アベノミクスって中学生レベルで創案したんじゃ無いの? って思いますけどねぇ。リップサービスだけで、特に何もしないでの見事な心理戦で今のところは25%の円安と株高で結果オーライみたいですなぁ。
さてさて、そんなことよりも限界集落化や買物難民の増加、シャッター通りの解消にはまだまだ時間がかかりそう。少子化の裏側で国民の1/4は65歳になっちまったみたいだから、値上げも加わり街に活力が生まれてこないのは当然でしょう。
ここはやはり、『駐車禁止の取り締まりの緩和』を行なってみるのはいかがでしょうか? 別に駐車車両でボトルネックになったりするほどクルマ走ってないし、駐車禁止の緩和で零細なラーメン屋や本屋やパチンコ屋には客があふれ、無駄に出費し、クルマもバイクも存在価値が改めて見直され、駐車場に支払っていたお金や罰金が別の消費に還元されて商店街も復活ですし、精神衛生上も宜しいかと。誰も知らない新型ベンリィなんかは買い物や御用聞きに走り回って、儲けたお金でバブリーな日々がやってくるとかはどうなのかねぇ。でもなぁ、天下り先としての駐車監視員だから若いのには雇用のチャンスも少ないし、最近は電動自転車で徘徊してやがるし、当分はダメなのかもなぁ(ボソッ)。