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第24回今年もやります「G2オブ・ザ・イヤー」2012年を代表する原付二種を決める(後編)
「G2オブ・ザ・イヤー2012-2013」はホンダ・スーパーカブ110/110プロが受賞!

 原付二種(G2)の理想郷を目指すG2連邦・大統領、ピンキー髙橋です。お待たせしました! 2012年度を代表する原付二種(51~125cc)を選定する、遂に第3回を迎えるにいたった「G2オブ・ザ・イヤー」です。タイトルにもある通り、2012年度はホンダのスーパーカブ110/110プロ(JA10)に決定いたしました! 

 受賞式には何と、ホンダ日本国内の二輪車事業を総合的に担う販売会社である、 株式会社ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)・井内正晴代表取締役社長にお越しいただき、ワタクシ大緊張……。いやぁ、G2オブ・ザ・イヤー の認知度も上がったものです。久々に袖を通したG2連邦の正装(民族衣装)にちょっとしたトラブルが発生しましたが、無事執り行うことができました。井内社長殿、お忙しいところお時間を割いていただき、本当にありがとうございました! 井内社長の喜びの声は動画をご覧ください。


こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。

 さて、2012年度にリリースされたG2は、ホンダのスーパーカブ110とベンリィ110の2モデルのみと、ちょっと内容は寂しいイヤーでありましたが、そんな中、カブ110のインパクトは強烈でした。日本では丸型ヘッドライドで親しまれてきたカブが、原付一種モデルも含め角型ヘッドライドを採用した、いわゆる“グローバル・カブ”と言われる世界で販売されるモデルと基本設計が共通となったのですから。

 もちろん、新型になったわけですから進化も果たしました。ホイールベースが伸び、タイヤが太くなったことで操縦安定性は格段に向上。110プロはキャリア&バスケットがフレームマウントになったことで、フロントまわりがとても軽くなっています。とはいいつつ、親しまれてきている部分は不変。リアキャリアの高さは日本独自に設定されるという、生まれ故郷のことも忘れられていなかったのもポイントです。

 登場から1年ほど経ちましたが、さすがによく見かけるようになりました。そして、グローバルモデルになっても、街中に溶けこみつつあるところがやっぱカブなんだなぁと。最近では110プロをベースに車体を真っ赤に塗った郵便配達モデルも増えています。これは主観ですが、リアビューのポイントとなっている横長のテールランプ、アレ、個人的には結構好みだったりします。

 スーパーカブ110/110プロはそんな素敵なモデル。そこが選定理由です。さらに今年、間もなく登場するであろう期待大のG2「クロスカブ」を派生させた功績も評価のポイントになっております。

 さて、ホンダの2年連続受賞となったG2オブ・ザ・イヤー。MCショーでお披露目されているように、3年連続受賞を狙う勢いでこれからホンダからG2モデルが続々登場してきます。他メーカーさんからのニューG2にも期待しましょう。で、G2のラインナップが豊富となり、これをきっかけにバイクに乗る人がもっともっと増えるといいですね!


↓写真をクリックすると大きな写真が見られます。
井内正晴社長
お忙しい中、G2オブ・ザ・イヤーの授賞式にご出席いただいたHMJの井内正晴社長。試乗会やツーリングといったイベントにも顔を出し、ユーザーの声を直に聞くという、とても気さくな方です。来年も大賞獲得に向けて闘志満々!
今田主任研究員
井内社長をはじめ、スーパーカブ110(JA10)は私に様々なナイセストピープルとの出会いをもたたらしてくれました。JA10型登場直後、朝霞の二輪R&Dセンターで世界のカブタイプのモデル開発を取り仕切る今田主任研究員(当時)にさせていただいた模様はこちらで 。
BRD
私が免許を取った頃はすでに二輪雑誌業界でご活躍されていた憧れの方、“ビトッチ”こと尾藤一則さん率いる「BRD」をお邪魔させていただきました 。BRDは今、カブ110用のカスタムパーツに力を入れており、中でも一本一本ハンドメイドのマフラーが大人気!
スーパーカブ110 スーパーカブ110
JA10型スーパーカブ110は400kmほど試乗させていただきました。全体的にとても洗練された印象を受けました。燃費もイイです! 角型ヘッドライト&テールランプのデザイン、私個人的には気に入っています。
スーパーカブ110 スーパーカブ110
2012年9月14日より発売された110プロ。バスケットがフレームマウントになったことでフロントまわりが軽くなりました。真っ赤な郵便配達仕様も見かけるようになりましたね。 そして、間もなく発売されるであろう、クロスカブ(CC110)。CT110に代わる新型オーストラリア郵政仕様がベースとも言われるモデルで、カブ・マニアのみならず多くの人々から注目を集めている1台です。他にもホンダは今年、G2だけでもグロム、ズーマーX、CBR125R、リード125を発売予定。もしかしたら東京モーターショーでは更にG2を発表するかも!?


Pinkie高橋
ピンク人初のG2連邦大統領。老朽化が進んだピンクハウス(大統領官邸)の補修など、最近は財政を圧迫する様々な問題に直面しながらも、原付二種の楽園を目指し日夜奮闘中。「今 陽子」「ピンクレディー」「ピンクフロイド」「ピンクの電話」のファンで、好きな歌は「ピンクのモーツァルト」。
G2連邦の公用車(四輪)としてロールス・ロイス(ペネロープ号)を導入するのが夢。


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