イノシシ& 鹿肉を目指して緑いっぱいの秩父を心ゆくまで満喫

yamaha

前回からの続きです(その3も観てね)。おがの町をすっかり堪能し、日も暮れ、東京まで自走できる体力をすっかり消耗してしまった私は「国民宿舎 両神荘」にお世話になりました。ここではイキイキとした秩父の自然を紹介して参りますよ♪

 前回は国民宿舎 両神荘でお世話になったところまでお伝えしましたが、今回はその続きになります。前日の夜に秩父ワインを1本空けてしまった私は酩酊状態となってしまいましたが、そういう日の翌日はきちんと食べるに限りますよね。両神荘の朝ご飯はバイキングとなっているのですが、おかずが充実しています。お米もおかわりしてパワー回復! そんな時に支配人の森尻さんから「じつはこの宿舎の周りにもちょっと見所があるんですよ。行ってみますか?」というお誘いを受け、一緒に行ってみることにしました。すると宿舎の目の前に古代復元住居を発見。ちなみにこの場所は日当りや水はけが良く、復元された住居のような竪穴式の住居跡や、土器、石器などが発見されたといいます。実際に中に入ることもできるのですが、ひんやりとしていて気持ちよかったですよ〜。


両神荘前は、異次元のような光景です。建物の目の前にはこのように埼玉県山西省友好記念館「 神怡舘(しんいんかん)が建てられているのです。この日は休館日でしたが中に入ることもできるみたいです。それと、道路を挟んで現れたのが古代復元住居。こちらは自由に中に入れることができます

両神荘前は、異次元のような光景です。建物の目の前にはこのように埼玉県山西省友好記念館「 神怡舘(しんいんかん)が建てられているのです。この日は休館日でしたが中に入ることもできるみたいです。それと、道路を挟んで現れたのが古代復元住居。こちらは自由に中に入れることができます
両神荘前は、異次元のような光景です。建物の目の前にはこのように埼玉県山西省友好記念館「 神怡舘(しんいんかん)が建てられているのです。この日は休館日でしたが中に入ることもできるみたいです。それと、道路を挟んで現れたのが古代復元住居。こちらは自由に中に入れることができます。

 「また遊びに来てくださいね」と森尻さんから温かいお言葉をいただき、いざ出発。県道37号線をゆっくりSRで走っていたのですが、すれ違うクルマやバイクは、ほとんどいなく、目の前の道と囲まれた緑はぜんぶ自分のためにあるのかも♪ という贅沢な錯覚に陥ります。もうね、アスファルトジャングルで生活をしている私にとってはこの上ない贅沢に感じるんですよね。ゆったりとした牧歌的な景色を目の前にクルクルと私の心は揺れ動き、時おり感傷的な気分になっちゃたりして…。なんだかプログレッシブロックの世界観だ! と思ったりもして。 大音量で聴いたら最高だろうなーと思いつつ走り続けていると、ところどころに林道が出現。 いきなりフワッと現れるものだから、招かれている感じさえします。でもそんな行ってみたいという衝動を抑えながら進んでいくと、今度はものすごい傾斜の道が出現。しかもボコボコとしているけれど、コンクリートで舗装されていたので「これは行けるわね!」と、グングン進んでいきました。ところが…数十メートル先で完全に行き止まりになりUターンをするのも大変な場所に追いやられ、びっしょりと汗をかいたのも今ではいい思い出です(笑)?


これは途中で寄った「道の駅あらかわ」です。そこで気になったのが「行者にんにくのアイス」。バニラに行者にんにくのソースと粉末がトッピング。口の中に不思議な味わいが広がる…。行者にんにくってネギの一種だからね…

これは途中で寄った「道の駅あらかわ」です。そこで気になったのが「行者にんにくのアイス」。バニラに行者にんにくのソースと粉末がトッピング。口の中に不思議な味わいが広がる…。行者にんにくってネギの一種だからね…
これは途中で寄った「道の駅あらかわ」です。そこで気になったのが「行者にんにくのアイス」。バニラに行者にんにくのソースと粉末がトッピング。口の中に不思議な味わいが広がる…。行者にんにくってネギの一種だからね…。

 そんななか目指していたのは「きのこの里 鈴加園」さん。ここは代表の鈴木さんをはじめ、スタッフが狩猟をやられていて、秩父にいるイノシシや鹿だったりを射止めてお客さんに提供しているのです。また、テントを張れるオートキャンプ場やバンガローも併設されており、バイク乗りにはぜひともオススメしたい場所。横には荒川が流れ、壮大な景色を満喫しながらアウトドアを楽しむことができるのです。今回は宿泊はしませんでしたが、次はここにも泊まってみようと思いましたね。


およそ60年近くにもなる合掌作りの建物。中は囲炉裏や焼き物の煙で天井や壁が黒くなっていて雰囲気は最高。窓からの眺めも気持ちがいいです。

およそ60年近くにもなる合掌作りの建物。中は囲炉裏や焼き物の煙で天井や壁が黒くなっていて雰囲気は最高。窓からの眺めも気持ちがいいです。
およそ60年近くにもなる合掌作りの建物。中は囲炉裏や焼き物の煙で天井や壁が黒くなっていて雰囲気は最高。窓からの眺めも気持ちがいいです。

きのこの里 鈴加園 埼玉県秩父市荒川小野原178 TEL:0494-54-1234 
営業時間:10:30〜18:00 定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
http://suzukaen.com/

 お食事の場所へ戻ると代表の鈴木さんから狩猟についての様々なことを聞くことができました。現在は、狩猟をする人がどんどん減ってしまっている。とか、射止めたあとの血抜きの重要さ。これは私が以前に取材させていただいたことのあるサバイバル登山家の服部文祥さんも言っていましたが、「どれだけ素早くさばけるかが重要」ということでした。ちなみに服部さんの考える「サバイバル登山」というのは現代の発達した文明にどれだけ頼らずに山と向き合えるかというのをテーマとしており、山に入る際は必要最低限の道具しか持たず、食料もわずかなお米と調味料のみ。メインは山で射止めるなり渓流で魚を釣るという感じなのです。大変に頼もしく、オトコというよりオスを感じさせる彼のお話はまた別の機会にゆずるとして、鈴木さんが獲物を仕留めるときの胸の高鳴り、クマと戦ったお話などはこちらまで狩猟をさせてもらっているような気持ちになるのでした。長年、狩猟をしてきた鈴加園さんが提供するお肉は絶品で野生の匂いなど一切感じられないほど食べやすく美味。いちど、ここを目指してツーリングというのもオススメです。後悔はさせませんよっ!


代表の鈴木さんが囲炉裏でいわな(735円)、あゆ(630円)、やまめ(735円)を焼いてくれてました。ちなみに山桜の木を使って火を焚いており、薫製まではいかずともその煙が魚にまとわりつきます。ちなみに鈴木さん、昔はカミナリ族だったのだそう!

代表の鈴木さんが囲炉裏でいわな(735円)、あゆ(630円)、やまめ(735円)を焼いてくれてました。ちなみに山桜の木を使って火を焚いており、薫製まではいかずともその煙が魚にまとわりつきます。ちなみに鈴木さん、昔はカミナリ族だったのだそう!
代表の鈴木さんが囲炉裏でいわな(735円)、あゆ(630円)、やまめ(735円)を焼いてくれてました。ちなみに山桜の木を使って火を焚いており、薫製まではいかずともその煙が魚にまとわりつきます。ちなみに鈴木さん、昔はカミナリ族だったのだそう!

石器焼料理は1,890円〜4,725円(1人前)のコースから選ぶことができます。私がお願いしたのは3,150円のコースで、イノシシ、鹿、地鶏肉、前菜、キノコご飯、もち米のみそ汁、お新香、デザートが付いたお得なコース

石器焼料理は1,890円〜4,725円(1人前)のコースから選ぶことができます。私がお願いしたのは3,150円のコースで、イノシシ、鹿、地鶏肉、前菜、キノコご飯、もち米のみそ汁、お新香、デザートが付いたお得なコース
石器焼料理は1,890円〜4,725円(1人前)のコースから選ぶことができます。私がお願いしたのは3,150円のコースで、イノシシ、鹿、地鶏肉、前菜、キノコご飯、もち米のみそ汁、お新香、デザートが付いたお得なコース。

鈴加園さんを下に下っていくと、キャンプ場があります。目の前に川があって、広々と開放的な景色が気持ちいいです

鈴加園さんを下に下っていくと、キャンプ場があります。目の前に川があって、広々と開放的な景色が気持ちいいです
鈴加園さんを下に下っていくと、キャンプ場があります。目の前に川があって、広々と開放的な景色が気持ちいいです。

このステキな小道の誘惑に勝てませんでした…。このときの心境としては「迷ってもいいですか?」という感じ。奥には何があるのかを見てみたいという強い気持ちのまま進んで行ったらすぐに後悔することに(笑)

↑このステキな小道の誘惑に勝てませんでした…。このときの心境としては「迷ってもいいですか?」という感じ。奥には何があるのかを見てみたいという強い気持ちのまま進んで行ったらすぐに後悔することに(笑)。

→市販されているきのこはおがくず栽培のものが多いのですが、ここでは原木栽培。伐採したナラやくぬぎを用いて、菌を植え付けて栽培するのだそうです。しいたけ狩りは入園料200円で、630円(300gあたり)で採ることができます。要予約。ちなみに想像しているよりも、採るのは固いです。

市販されているきのこはおがくず栽培のものが多いのですが、ここでは原木栽培。伐採したナラやくぬぎを用いて、菌を植え付けて栽培するのだそうです。しいたけ狩りは入園料200円で、630円(300gあたり)で採ることができます。要予約。ちなみに想像しているよりも、採るのは固いです

市販されているきのこはおがくず栽培のものが多いのですが、ここでは原木栽培。伐採したナラやくぬぎを用いて、菌を植え付けて栽培するのだそうです。しいたけ狩りは入園料200円で、630円(300gあたり)で採ることができます。要予約。ちなみに想像しているよりも、採るのは固いです

市販されているきのこはおがくず栽培のものが多いのですが、ここでは原木栽培。伐採したナラやくぬぎを用いて、菌を植え付けて栽培するのだそうです。しいたけ狩りは入園料200円で、630円(300gあたり)で採ることができます。要予約。ちなみに想像しているよりも、採るのは固いです

県道37号線には、こんな感じで横道がちょろちょろと出てきます。進んでいくと、どこまでも細い道で、所々に民家があるような感じ。辺りは昭和な景色が広がっていて「あれ?狐につままれてしまったかしら?」と思うのでした。こういう経験って、素晴らしいですよね!
県道37号線には、こんな感じで横道がちょろちょろと出てきます。進んでいくと、どこまでも細い道で、所々に民家があるような感じ。辺りは昭和な景色が広がっていて「あれ?狐につままれてしまったかしら?」と思うのでした。こういう経験って、素晴らしいですよね!

[SRとスギヌマで行く!ゆっくりトコトコ旅 その3海のにおいがする方角へフラフラとへ]

[新車プロファイル SR400 35th Anniversary Edition へ]