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ユーザーの利便を追求するのが目的のひとつであるNMCA日本二輪車協会の調べによると、二輪車の駐車スペースの整備は進んではいる。全国の二輪車駐車場数と駐車枠数を見ると——
●二輪車駐車場数(カッコ内は二輪車駐車枠数) ——確かに増えてはいる。しかし例えば東京都の場合、自動二輪保有台数は約55万5000台であるのに対して駐車場収容台数は約1万1000枠。収容率にすると約50分の1にしかすぎないのだ。 そこでさらに説得性ある数字をNMCAは出してきている。 それは保有1000台当たりの二輪車駐車枠を自転車、乗用車と比較したものだ。それによると——
●1000台当たりの駐車枠数 つまり二輪車の駐車枠は乗用車の7分の1程度しか用意されていないことになる。 これについて警察庁は、二輪車駐車違反取締りについては、地方公共団体に路外の二輪車駐車スペースの拡大を働きかけるのと同時に、駐車規制から二輪車を除外するエリアに配慮し拡大していくという。また、国土交通省は建物を建築する場合の二輪車用の駐車スペースを附置義務化がまだ充分ではないので地方自治体に条例の策定を進めていきたい、とする(二輪車新聞・報)。いずれも隔靴掻痒(かっかそうよう:痒いのに靴の上から掻いているだけ)の答え。このままダラダラ対策を引き延ばすのは、やはり行政の職務怠慢としか思えない。これも役人給料の税金無駄遣い。舐めてんじゃないぞ! の声も出る。 |