青木治親、青山周平らが活躍するオートレース。第32期の候補生は749名の応募者のなかから選ばれた、女子5名を含む20名全員が、9か月の厳しい養成所での訓練を終えて試験に合格、オートレーサーとしての一歩を踏み出しました。

　モトクロス界からは、レディスモトクロスチャンピオンの益春奈、岸萌水、ロードレースからは佐藤裕児、モタードチャンピオンの松本康、レディスロードレースに出場していた片野利沙らがオートレースの道に進むことになりました。

　オートレース関係者や父兄が見守るなか厳かに行われた卒業式では、候補生を代表して益春奈に卒業証書を授与され、選手登録証は松本康が受け取る場面がみられました。

　これから実際のレースで揉まれていく選手に向けて、石黒克己JKA会長は「罵声は応援。オートレースは、お客様がいて車券を買っていただかないと成り立たない。お客様第一という気持ちを選手である限り忘れずに精進してほしい」と激励の言葉を送りました。

　卒業式に駆けつけた31期生の佐藤摩弥選手からは「9か月間大変だったと思います。これからはプロの自覚を持って、一緒に盛り上げていけたらと思います。女子選手も6名となり、注目されることで辛いこともあると思いますが、乗り越えていきましょう！」とエールが送られました。

　32期生のデビューレースは、7月5日からそれぞれの配属先のレース場で行われます。

　益春奈選手と片野利沙選手がデビューする7月5日の川口オートには、森且行選手や青木治親選手、岩田裕臣選手、佐藤摩弥選手、そしてノリパパの阿部光雄選手も出場します。川口オートは、JR川口駅からのバスが便利です。また遠方の方には車券の購入もできるネット観戦が便利です。みなさまの熱い応援、どうぞよろしくお願いします。

●川口オートhttp://www.kawaguchiauto.jp/
●オートレースホームページ（卒業記事）http://autorace.jp/news/2013/0701_graduation/index.html