いま流行しているものといえば「今そこらへんでよく見かける」ものであります。

人気があって、みんながソレを欲しがって、みんなが持ってるから「よく見かける」んです。

だから、よく見かけるものこそが、人気があって良いものなんです。

電車を見ればあの人もこの人もiPhoneです。歩いてる人を見ればあの人もこの人もダウンジャケット着てるんです。

道路を走れば、あっちからこっちからプリウスが走ってくるんです。

そしてあっちこっちからニンジャが走ってくるんです！！

人気なんだね！　Ninja！　（゜∀゜）カッコイイから売れてんだね！　Ninja！（゜∀゜）

速くてかっこいいモンね！　Ninja！（゜∀゜）ぼくも欲しいな！　Ninja！（゜∀゜）

と、ついついミーハーな気分になりそうになりますが、ちょっと待った。

こうまでみんなが乗ってるハヤリものだと、あえて人とは違うものを選びたい気持ちになるのが人の真理。

流行なんぞに流されることなく、本当によいものだけを自分の目で見つけたいじゃーないですか。

・・・が、この時代の流行モノというのは、昔のソレとは方向が違っていて「今流行ってるから！」で選ばれているというよりは「なんだかんだでコレが一番使えるから」と、根っこの部分があってこそのものだったりします。

iPhoneだってアップル製品でイケてるから、というよりは「操作がシンプルでカンタンそうだから」だし、ダウンジャケットだって今年のブームでオシャレだから、というより「安くてあったかいから」だし、プリウスもイカす車だから、というよりは「ガソリン代が気になるしそこそこ走れるハイブリッド車で」と、機能的にみるとコレが一番妥当な車という感じです。

そしてNinjaも「気軽に乗れて走れるヤツ」で探していくと、総合的に「これしかない」というバイクになるのです。

つまり、これらは作られたブームではなく、大勢の人に選ばれた結果「そこらへんでよく見かける」までに売れたホンモノたちなわけですね！

バイクだなんて娯楽品、いくら実用的に使おうとしたところで、ほいほいお金を出しづらいアイテムです。

昔の流行のように、誰かが売りたいものをブームとして誘導するような買わせ方は、逆に難しいご時勢です。

そんな時代に、大衆に選ばれし良いモノ、ホンモノこそが生き残れるわけで、コレは単なるミーハーな流行ではないのだよと、胸を張って堂々といえるわけですね！

はいそこ！

「最初から選択肢が少ねーからじゃね？」

とか言わない！！

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