2014年4月17日 

■スポーツブランド戦略強化中の“尼”で「R15」生産・販売開始

YZF-R15 (インドネシア仕様):メーカー希望小売価格 2,800万ルピア(ジャカルタ乗り出し価格)

 “YZF-Rシリーズ”直系のデザイン、スポーティな走行性に加え、市街地などでの扱いやすさも有する150ccクラスのスーパースポーツ、ヤマハ「YZF-R15」。2008年からインドで製造・販売されている同モデルがインドネシアでも生産を開始、5月より同国市場で発売される。

 中国、インドに続く世界3位の二輪車保有台数を誇るインドネシアでは、生活の足としてのスクーターだけでなく趣味性の高いスポーツモデルの需要も多く、2007 年から販売されている「V-IXION」は同国スポーツカテゴリーでトップシェアの人気モデルだとか。特に、若い男性の間でスポーツモデルへの憧れが強いという。

 生産を担当するグループ会社のYIMM(PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)は、2009年よりMotoGPに参戦するヤマハ・ファクトリーチームのオフィシャルスポンサーとなり、レースを活用したマーケティング活動をインドネシアで展開。スーパースポーツのフラッグシップである「YZF-R1」や「YZF-R6」 を導入するなど、“レース”や“スポーツイメージ”を重点に置いたブランド戦略を展開中だ。

 ヤマハは今回のインドネシアを皮切りに、今後もアセアン全域に同様の市場が形成されると想定し、順次“YZF-R シリーズ”ラインナップ強化による販売拡大およびブランド力の強化を進めていくという。