シビレま変圧器


第44回「面倒な日本語入力について考えてみること自体、相変わらず面倒だった」

 

 こんにちは。

 さーて原稿を書こうかしら、と思って、コラムのページで精鋭コラム陣の更新状況をみてみると「不定期更新」「後日」「近日」「随時更新」「秋ごろ」「絶賛休載中!?」「近いうちに」「-DELAY-」などと書かれている方が多いじゃないですか。
・・・なんでしょうこの状況。(笑)

 やはり、普段鉄の馬を相手にされている方々は、ちまちまと文字入力したりするのが、苦手なのでしょうか。
 携帯やスマホの場合は、どんな年代の方もわりとサクサク入力されている様子ですが、パソコンのキーボードの場合、画面だけ見て打っている様子は最近あまり見られなくなった気がします。某大手IT系の某社でさえ、時折、二本指打法やら、人差し指エンター入力を目にすることができますので、もはやブラインドタッチ打法は、特殊技能だったりして・・・。

 思えば、キーボードは、タイプライターの国からやってきた歴史から考えるに、まずはキーの並びが英文字入力に特化した配列(QWERTY配列)になっていることから、
→ 日本語を入力するにはローマ字で打ったほうが効率的
→ 打ちたい文章を頭の中でかな文字としてローマ字読みに置き換えて英字で入力
→ ひらがなで表示された文字を適切なカタカナ、漢字に修正。
という流れが多いというのが頷けます。

 なんで日本語を入力するのにアルファベットで考えなきゃいけないの? っていうツッコミは置いといて、昔の和文タイプみたいに一発で文字を選択できれば高速に入力できるんじゃないかと今でも思うわけです。→一発入力の和文タイプ

 これ、みていただいたら薄々気が付くと思うのですが、文字の場所を記憶するのには相当な熟練が必要となるわけですね。

 ところで、ケータイやスマホの文字入力についてはこの話とは違う状況なのはご存知ですよね。
 ケータイだったらトグル入力、上級者は2タッチ入力が多かったと思います。

 トグル入力というのは、「お」を入力する場合、「あ」のキーを5回押す、という方法。
 2タッチ入力というのは、同じく「お」を入力する場合、あ行の「1」と、5番目の「5」の二文字を入力する方法。
 どちらの入力が速いのかというのは、ちょっと微妙でしたね。

 スマホが出た当初、この入力方式がそのまま使われていたのですが、最近の主流は「フリック入力」。
 一定の年代以上の方は、なにそれ? という反応を示される方が多いと思うのですが、これが慣れるとかなり速い入力が可能なのです。


フリック入力
フリック入力。

「お」を入力したい時は、「あ」のところに触ったままの指をそのまま「お」方向にスライドさせる。慣れてくると、こういうガイドを消しても指が自然と動くようになります?ので、画面がスッキリした状態でサクサクと入力することができるらしいのですが、こんなの全然覚えられない、という人の場合でも、常時文字が表示された状態のアプリを利用することで、次第にフリック入力が身につけられるようになってくるものです。


グーグル入力
グーグル入力。

 ちなみに私、これを未だにつかっています・・・

 ケータイに比べてスマホの文字入力。これだけでも結構効率的だと感心してしまったのもつかの間、フリック入力って4方向だけではないわけです。
 百聞は一見に如かず。これをごらんください。


フリック入力
フリック入力。

 ええっ、何方向あるの?
 ええっ、しかもWXYZって・・

 こういうのが、最近のスマホでは普通みたいです。
 なんだか文字入力が面倒というより、こういう動向にはちょっと、ついていけなくなりそうで怖いです。

 いやはや、たかが日本語の入力がこんなに面倒だなんて・・・。

 もっと簡素で画期的な方法が考案されないですかねぇ。

 それではまた〜。

電気先生
電気先生
インターネットやパソコン・携帯・スマホの世界になぜか精通しているだけでなく、アキバ系のダークなカルチャーにどっぷり浸かっている毎日。
ツイッターにも出没中。苦情はこちらへお願いします → @siuyanmm


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