http://www6.plala.or.jp/MIG


旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日

その30 駐輪場ジプシー再び

ばいくらへん

ここ数年で街のあちこちに増えたバイクの駐輪場。
ふらっと出かけたときに路上駐車じゃなくて、ちゃんとしたバイクを止める場所があるのはなんとも嬉しく心強いものです。
狭い都会の片隅のほんのちょっとしたスペースから、新しい建物の中や駅前の開発などなど、さまざまな場所に自転車のそれと同じように当たり前にバイクの駐輪場が増えていって、バイク乗りにとってはホントにホントに心から待ちわびた時代が訪れたんであります。
探せばあちこちあるもので、場所によってはいつでも空いてる穴場的なとこもあったりして、ホントに気軽にバイクを停められるんで、非常に便利に利用してたわけですね。

しかし、便利なものというのはあっという間に広まっていくもの。
ここ最近では、割と空いてた街中のバイク駐輪場がいつでも満車状態の大人気スポットになってしまっているんでありました。
まーね、ガソリン高いですからね。普段は車で移動してた人も節約のためにスクーターに乗り換えたりなんてことも少なくないんでしょうね。
いつものつもりでふらっと街にお出かけしようものなら、空いてる駐輪場を探すのにあっちゃこっちゃをウロウロする羽目になり、結局止める場所が全部埋まっていて、このまま路上駐車というバクチに出るかおとなしく引き返すかの二択を迫られることに…!
バイク人口が増えるのは良いことですが、せっかく作ってもらった駐輪場が常に満車状態では、駐輪場がないも同然じゃーないですか!
だからと言って『もっと増やしてくれ〜!』という意見もなかなか難しいものであるのは知ってますとも。
駐輪場サイドからすれば、空きがあるより常に利用者がいてくれたほうが良いに決まってますからね。
バイクの人気はあってほしい、しかし人気が出すぎて不便になるのは嫌。あぁ、バイク乗りのジレンマよ。

これが通勤なんかで定期的に使う場所であるなら定期契約して解決なんですが、天気のよい日にツーリングに出かけるのと同じ気分でいろんな街に繰り出したいときに気軽にバイクを停められる場所はどっかにあって欲しいわけですよ。
下手するとお店の駐輪場ですら満車だったりするもんだから、なかなかシビアな現状です。
そんなこんなで「あきらめて帰ろうかしらん…」と思った瞬間、駐輪場から一台バイクが出てきてちょうど空きができたりもするんで侮れません。
街中だけあってバイクの出入りも頻繁なのか、ようはタイミングを逃さないよう見極めが重要なイス取りゲームのようなバイク駐輪場。

まぁ、雨の日だと

びっくりするほどガラガラ

なんですけどね!


■みぐちゃんの単行本、好評発売中!
コミックダンガンに連載中の「魔法マダムさゆりさん」が発売中!
元気な若奥様、蜷川さゆりさん(29)がある日掃除中に魔法のステッキを発見。おもちゃだと思って振ってみたら、さあ大変!
あなたの知らない!? もうひとつの「みぐワールド」をぜひ、ご堪能ください。

ホビージャパン刊 650円
詳しくは、無料立ち読みhttp://www.comicdangan.com/manga/sayurisanで。


[第29回へ][第30回]
[バイクらへんバックナンバー目次へ]
[バックナンバー目次へ]