2014年8月8日 

■ホルヘ、2年契約を更改「ヤマハとともにレースを続けていくことが、常に僕の希望であり続けた」

 ロードレースの世界最高峰・MotoGPで戦う「モビスター・ヤマハ・MotoGP」のライダー、ホルヘ・ロレンソ。2010年と2012年にタイトルを獲得している彼とヤマハ発動機は2年間の契約を更新。パートナーシップは、7 年から9 年へと延長されることとなった。

 ロレンソは3 度目のタイトル獲得に自信を見せており、今後はともにこの目標に向かってさらなる努力を続けていくという。

ホルヘ・ロレンソのコメント
「ついにこの発表を行うことができて非常にうれしいよ。次の2 年間もヤマハとの関係を続けていけることが確実になったので、これからは安心して残りのレースに集中することができる。ヤマハとともにレースを続けていくことが、常に僕の希望であり続けた。それが実現した今、3 度目のタイトルをともに目指していけると確信しているんだ。今シーズンは序盤で出遅れてしまい厳しい状況だが、これからも一戦一戦100%の力で最終戦のバレンシアまで臨む。僕を信じ続けてくれたヤマハに、また僕を支え続けてくれた世界中のヤマハファンにお礼を言いたい。サマーブレイクが終わり、またチームとともにレースに取り組めるようになることを楽しみにしている」

リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクター)のコメント
「ホルヘが来シーズン以降もモビスター・ヤマハ・MotoGP のライダーとして出場することが決定し、非常にうれしく思っています。これでホルヘと我々との7 年間のパートナーシップがさらに延長されることとなりました。彼は2008 年にルーキーとしてチームに加入。以来ともに戦い、31 回の優勝を含め、2010 年と2012 年には世界チャンピオンを獲得するなど多くの功績を残してきました。2014 シーズンはここまで厳しい状況が続いていますが、今回の契約更改決定が彼の心に平静をもたらし、エネルギーをすべてレースに注ぐことができるようになることを願っています。2013 年には、シーズン中盤で負傷し苦しい状況に置かれながら、それをはねのけて復活する姿を我々に見せてくれました。だから今年も、後半で巻き返すだけの力を持っていることを我々はよく知っています。彼は2015 年以降のタイトル獲得を可能にする能力とモチベーションを持っています。我々はそのための準備をし、共通の志を現実にするために全力でサポートしていきます」