2014年9月16日 

■アプリリア、来シーズンよりMotoGP参戦へ

 世界GPの125&250ccクラスで一時代を築いたイタリアのアプリリアが、ロードレース世界最高峰MotoGPクラスに参戦することを正式に発表。当初、2016年からの参戦を予定していたが、1年前倒しの2015年からの挑戦となる。

 アプリリアは990cc・4ストロークエンジンを搭載するマシンでの参戦が可能となったMotoGPクラスが始まった2002年シーズンより参戦するも、思うような成績を残すことができず2004年シーズンを最後に撤退。10年振りの復帰となる。

 参戦にあたり、アプリリアはグレシーニ・レーシングと2018年までの4年間のパートナーシップを締結。現在はホンダのマシンでMotoGPを戦っている同チームは来シーズンよりアプリリアのレース参戦マシンのマネージメントなどを行う。ライダーは2年間の契約に合意したアルヴァロ・バウティスタを起用。

ロベルト・コラニーノ(ピアッジオグループ チェアマン兼CEO)のコメント
「MotoGP復帰を1年早めたのは、アプリリアレーシングの技術力、競争力がすでに最高レベルにあると判断したからです。スーパーバイク世界選手権では2009年のルーキーイヤーから僅か5年で5つのワールドタイトルを獲得する急激な成長を遂げたことも後押しとなりました」

アルヴァロ・バウティスタの コメント
「アプリリアでMotoGPを走る契約にサインできて凄くハッピーだ。ファクトリーチームでレースをすることは自分にとって目標だったけれど、アプリリアは僕にそのチャンスをくれたんだ。かつて大きな成功を共に収めることができたチームだけに、モチベーションも高いよ。グレシーニはこの3年間、まるで家族のように共に時間を過ごしてきたチームだ。アプリリアとのパートナーシップによって、次の2年も彼らと共に戦えるよ。多くのエンジニア共に働けることにエキサイトしている。一刻も早く彼らと仕事を始めたい気持ちだよ」