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PART2 HONDA/SUZUKI編

※写真の上でクリックしていただくと、別のカットが見られる写真があります。クリックしてみてください。

■HONDA

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 いや、圧倒的な規模でした。ホンダのカンファレンスは午前中の二番目だったのですが、朝イチのカンファレンスを終えて駆けつけると、もう黒山の人だかり。真っ黒なステージを囲むかたちで、少し距離を置いてひな壇型の観客席があり、まったく付け入る隙がない……困りに困ったのですが、何とか隙間からカメラだけをねじ込んで……。

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 あらゆるカテゴリーで戦うHRCファクトリーライダーが順番に紹介され、そして最後にMotoGPマシンのストリートモデル/RC213V-Sのプロトタイプに乗ったマルク・マルケスが登場! やはり皆の目当ては、EICMA前に噂が流れていたMotoGPマシンのストリートバージョンにありました。会場は最高潮に盛り上がります。したがってねじ込んだカメラが揺れる揺れる。スミマセン、言い訳です。

 集合写真の時は、なんとか前列に潜り込んで撮影。その後は、他の展示マシンを撮るどころの騒ぎじゃなく、次のカンファレンスに移動してしまいました。

 マルケスが入場したときのRC213V-Sのサウンドは、多少オトナシメとはいえ、MotoGPマシンそのものでした。ちなみに“RC213V”にちなんでの限定台数は213台とか。日本には10台が割り当てられているというハナシもあります。

※編集部注:ホンダは、英国の現地法人であるホンダモーターサイクルヨーロッパを通してEICMA2014ミラノショーモデルを発表しました。RC213Vの基本メカニズムを踏襲、究極の公道仕様車として開発したプロトタイプ「RC213V-S」、ホンダが提案する新しいアドベンチャーモデル「True Adventure」、ホンダスポーツモデルのフラッグシップCBR1000RRのスペシャル「CBR1000RR Fireblade」、Repsol Honda Teamのカラーリングを施した50ccスクーター「NSC50R」、125とは思えない車格を感じさせる「Forza125」の各発表写真は、こちらをご覧下さい。

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■SUZUKI

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 比較的大人しいブースのなかで行われたスズキのカンファレンス。発表したマシンも、先月上旬、ドイツ・ケルンで行われたインターモトで発表されたGSX-S1000、GSX-Sなど。ど派手な演出が通例になっているEICMAのメーカー・カンファレンスの中では、ちょっと抑えた感じ。でも、白を基調にしたブースに、スズキ・ブルーと女の娘たちが映えてました!

※編集部注:スズキは、9月30日から10月5日まで、ドイツ・ケルンで開催された二輪車の国際見本市「インターモト」において 、海外向け二輪車の2015年ニューモデル6機種を発表している。

 中でも一番の注目は「GSX」シリーズの新ラインナップ、ネイキッドモデルの「GSX-S1000/ABS」と、そのフルカウル仕様車「GSX-S1000F/ABS」だ。

 MotoGPマシン「GSX-RR」、そしてスーパースポーツモデル「GSX-R」を旗艦とする「GSX」シリーズに、新たにネイキッドスーパースポーツとして「GSX-S」シリーズが加わったことになる。新設計の軽量フレームの車体に、GSX-R1000をベースに改良、発展させた直列4気筒を搭載、力強い低中速トルクと高回転域の出力特性を損なうことなく、一般公道に適したエンジン特性としている。

 3段階から選択可能なトラクションコントロールや、ブレンボ製ラジアルマウントフロントブレーキキャリパー、レンサル製アルミハンドルを装備し、ABS仕様車も設定している。また、プッシュスタートシステムをスズキの大型二輪車で初めて採用しているのも特徴だ。

 GSX-S1000/ABSは2015年3月より、GSX-S1000F/ABSは4月より、スズキの豊川工場で生産を開始し、欧州、北米などで販売を開始する計画という。(車両写真などの詳細はコチラ)

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(レポート&写真:河野正士)


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