2014年11月12日 

■メランドリ、アプリリアとともにMotoGPへカムバック

 2015年シーズンより、ロードレースの最高峰・MotoGPにグレシーニ・レーシングとのタッグで参戦するアプリリア。先に発表されたアルヴァロ・バウティスタに加えマルコ・メランドリをライダーに起用、チーム体制が整ったことを正式に発表した。

 メランドリは1998年よりロードレース世界選手権にフル参戦を開始。2002年にはアプリリアのマシンで250ccクラスのチャンピオンを獲得した。2003年よりMotoGPクラスへステップアップを果たし、ヤマハ、ホンダ、ドゥカティ、カワサキ(ハヤテ・レーシング)のマシンを操り2010年まで参戦。2005年にはランキング2位の活躍を見せた。2011年からは戦いの場をスーパーバイク世界選手権に移し、ヤマハ、BMW、アプリリアで活躍。今シーズンは6勝した他に5回の表彰台を獲得し、アプリリアのマニュファチャラーズ・タイトル獲得に大きく貢献している。


マルコ・メランドリのコメント
「全く新プロジェクトを開発していく機会を提供され、とても興奮しているよ。今までは(他人が開発した)マシンを譲り受けてきて、僕のキャリアで初めての事だからね。だからこそ、このチャレンジが魅力的に感じたんだ。一企業の、レース部門の人達に強く望まれて、一緒にチャレンジを続けていきたいって強く思ったんだ。偉大なプロジェクトを育てていくためにね。アプリリア・レーシングは常に速いマシンが作れるし、強い走りができるってところを常に証明してきたから、僕も自分の時間をかけていきますよ。我々の目標は実に野心的で、今のマシンを熟成させると同時に、それとは別の2016年用の新しいプロトタイプマシンを開発していくんです。大変厳しいシーズンになるだろうし、一大作業になるでしょう。でも、チャレンジしていく覚悟は出来ています」

ロマーノ・アルベジアーノ(アプリリア・レーシング・ディレクター)のコメント
「マルコ・メランドリは、来シーズンの参戦準備のために解決すべき最後のパズルでした。この数日間は、スーパーバイクの最終戦からMotoGPへの新たな挑戦に向けて、非常に刺激的な日々でした。我々のチームを完成するためにマルコとの契約を発表できることが大変嬉しいです。我々は、マルコと共に世界最高峰の選手権に挑む準備の真っ最中ですが、このMotoGPで勝利する為に我々のプログラムを加速させます。アプリリアは、54回の世界タイトルを獲得してきた技術力と情熱を持って、世界で最も名誉な選手権でのスピードを証明できるでしょう」