ジョグ CE50P 160,920円(12月24日発売)

★ヤマハ ジョグ CE50P 車両解説

定番原付一種スクーター、ジョグにローシート仕様が登場

1983年3月に発売開始されたヤマハの看板原付スクーター、ジョグシリーズ。幾多の変遷を経ながら30年以上も継続生産されてきた数少ない長寿モデルでもある。2ストロークエンジンを搭載したモデルの期間が24年もあり、膨大なヒストリーとなってしまうのでここでは省略させていただくが、大まかには7世代に分けられる。

そして経済性や、環境性能に対応すべく、4ストロークエンジンが採用されたのが2007年(10月発売)。フューエルインジェクション、そして吸気2、排気1という変則的な3バルブのヘッドを持つ4ストロークエンジンが開発され「ニューフレンドリーJOG」として登場している。

フューエルインジェクションは、吸気通路の圧力変位から運転状況を検知する小型の最新センサーを採用したほか、小型インジェクター、フィルター類をモジュール設計することなどにより、軽量コンパクトなシステムとして開発された。この時の4ストロークモデルが基本はそのままに、細かなモデルチェンジが行われたのみで現行モデルへと継がっている。

最近では、2011年1月にカラー設定の変更と、ZRに専用のスモーク調メッキ立体エンブレムが採用されるマイナーチェンジを受けている。また2003年2月には、ピンク系の新色が追加され、計5色のラインナップとなっていた。

今回は、そのジョグにシート高を標準モデルよりも25mmダウンさせた低シート仕様が登場した。シート高を725mmから700mmに下げ、更なる扱いやすさで女性ユーザーにもよりやさしい仕様としたモデルだ。カラーもそれに合わせ女性向けの3色を設定したという。

ジョグ CE50に加わった低シート高仕様、ジョグ CE50P。カラーは3色。ダルレッドメタリックD(レッド)。
ジョグ CE50P。ダークレディッシュグレーメタリック2(ダークブラウン)。
ジョグ CE50P。ライトイエローイッシュグレーメタリック9(ゴールド)。

★YAMAHA プレスリリースより (2014年11月26日)

標準モデルよりシート高25mmダウン
「ジョグ CE50P」を発売

ヤマハ発動機株式会社は、原付1種スクーターとして人気の「ジョグ CE50」シリーズに、標準モデル(ジョグ CE50)よりシート高を低くした「ジョグ CE50P」を新たに設定し、2014年12月24日より発売します。

「ジョグ CE50P」は、標準モデルの走行性能をそのままに、シートの高さを725mmから700mmに変更すると共に、カラーリングは女性向きの3色を設定、シートにはダークブラウンを採用して柔らかなイメージに仕上げました。また、フロントとサイドには控えめに“PETIT”(プチ)のロゴをあしらいました。

なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「ジョグ CE50P」
発売日
2014年12月24日
メーカー希望小売価格
160,920円(本体価格149,000円/消費税11,920円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
カラーリング
「ジョグCE50」
■ダークレディッシュグレーメタリック2(ダークブラウン)
■ダルレッドメタリックD(レッド)
■ライトイエローイッシュグレーメタリック9(ゴールド)
<販売計画>
7,000台(年間、国内)
「ジョグ CE50P」フィーチャーマップ
・車体前“PETIT”ロゴ
・乗り心地に優れたオイルダンパー式フロントフォーク
・フューエルインジェクション採用
・水冷4ストロークオートマチックエンジン
・燃焼効率に優れた3バルブ方式
・盗難抑止機構「Gロックシステム」
・700mm低シート、ダークブラウン表皮
・約16リットルのシート下トランク容量
・シートを開けずに給油可能な給油口
・車体横“PETIT”ロゴ

★主要諸元

車名型式 JBH-SA36J
ジョグ CE50P
発売日 2014年12月24日
全長×全幅×全高(m) 1.685×0.650×1.035
軸距(m) 1.160
最低地上高(m) 0.090
シート高(m) 0.700
車両重量(kg) 84
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費消費率(km/L)※1 66.0(国交省届出値 定地燃費値 30km/h 1名乗車時)※2
50.1(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A312E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.1[4.2]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 3.9[0.40]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.4
クラッチ形式 乾式遠心シュー
変速機形式 Vベルト式オート
変速比 2.731~0.844
キャスター(度) 24°00′
トレール(mm) 70
タイヤサイズ 90/90-10 41J
90/90-10 41J
ブレーキ形式 機械式リーディングトレーリング
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。