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旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日

その34 出戻りさんいらっしゃい

ばいくらへん

今日も何気なしにゆるゆるとSNSを流し見してると、見慣れぬバイクの画像が目に入りました。
また盗難車情報かしら? と思っていたら、どうやら購入したバイクの納車報告のようです。
さらによーく見てみると発信元は、ずいぶん昔に『バイクを降りることにしました』と近況をつづっていた方じゃーないですか。
『バイクを降りるよ宣言』をしたときは、すべてをあきらめまっとうに生きるんだ、といわんばかりの悲しみあふれる近況をつづっていたのに、ン年後には何事もなかったかのようにウキウキ気分で再びバイク画像をアップしています。
そりゃまぁ、趣味の世界のハナシですから、飽きたり極めたりしたら自然と卒業してしまったり、はたまた違う趣味に走ったりなど、いろいろあってよいのですけど『一度すっぱりやめてしまった趣味を再開する人』というのは、ことバイクにおいては多いような気がするんですね。
今回のSNSの書き込みも、その人だけでなく、すでに数人目だったりするわけですよ。

シュミをやめるときの理由ナンバーワンはどう考えたって『飽きた』が鉄壁でしょう。
何かに興味を持って、それを突き詰めて、ある程度の楽しさがわかったら卒業して、また違う趣味を探したりして世界を広げていくものです。
「バイクはもういいや!」とスパっと乗るのをやめてしまう人、金銭的に仕方なく乗るのをあきらめる人、事故や家族の反対であきらめざるを得ない人もいるでしょう。
「大きいバイクはムリだけど、スクーターなら乗ってられるな」と、妥協してシュミ色を徐々に薄めて乗り続ける人(ワタシです)もいます。
しかし、そうしてシュミから遠ざかっていたにもかかわらず、風のにおいや見知らぬ風景なんかに触れると頭の片隅からムクムクと「あぁ、またバイク乗りたいなぁ」という思考が浮かび上がってくるんだから恐ろしいのです。
他のシュミでそうなったことはちょっとないです。
釣りだとかスポーツだとかライブだとか、楽しそうに趣味に興じている人たちを見て「面白そうだなぁ〜」と思うことはあります、しかしバイクで走ってる人を見ても「バイク乗りたいなぁ」とはあまり思わないのも不思議な点の一つ。
どこかにふらっと訪れたときや、空気の変化を感じたときなど、ホントにふとした瞬間に、そこにバイクの姿がなかったとしても、「ここにバイクで来たら楽しいだろうなぁ」とか考えてしまうのです。
いったいどうして、何がこうまでバイクが脳内に焼き付けられてしまったというのでしょうか…。
そう考えると『バイクを降りるよ宣言』しても、結局舞い戻ってくる人が多いのもわかります。
う〜ん、バイクには危険ドラッグなんかよりもはるかに危険な中毒性があるんですかね…。

っていうか危険ドラッグに手を出すくらいなら

バイクに乗れっ

ちゅーことですね!?


■ちょっと前にLINEスタンプを作ったりしてみました。100円なのでお気軽に使ってくださいませ~

LINEスタンプ『ねこのとらじろう』 http://line.me/S/sticker/1001391

とはいえ作った本人があまりLINE使いこなせてなかったりするんですけども。
(;´Д`)


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