シビレま変圧器


第50回「まだ来てなかった、ウェアラブル」

 

こんにちはー。

昨年末からのご無沙汰でした。
とっくに、「あけましておめでとう」の時期は過ぎてしまってもう2月。
なのですが、都心でもちらほら雪が降ったりしてまだまだ寒かったりしますね。

2月になってからいつも思うことといえば、「あっという間に過ぎてしまう1月は何をやっていたか」。
毎年だいたい覚えていないのですが、ちょうど去年の今頃、ここの記事で「ウェアラブル」が来そうだと勝手に予言していたのを思い出しました。

すでに商品化されていて、手に入るものとしては時計型のものと腕輪型のものがあるわけですが、一般人には用途がパッとせず、ガジェット好きな人たちや、スポーツ好きな人達といった、一部の流行になっている程度に見えるわけですね。

そんな中、「ウェアラブルEXPO」なるイベントがあったので、様子をうかがってみると案の定、どこのブースも先端っぽい雰囲気を求めてか、マスコミばかりが押しかけていて、やたら(蒸し)熱(暑)かったです。


未来型液晶メガネを掛けて、なにやら映ったものを実況していた皆様
未来型液晶メガネを掛けて、なにやら映ったものを実況していた皆様。

ところで、このイベント、材料とか部品とか、製造技術とかを目的とした様々な業種の出展が盛りだくさんで、その筋の人には大変興味深いだろうと思われたのですが、私は専門家でもないので、まるで意味不明でした。

というわけで、気に入った展示物をご紹介。
じゃじゃん。


懐かしの名車
懐かしの名車。

おおう、工場の何かの設備の展示だったのですが、それはどうでもいいとしてあの名車のトラックじゃないの。
かっこいいな。走るんですよねこれ。ぜひ乗りたいです。

そして次は、プリント基板。


恐竜とかサイコロとか
恐竜とかサイコロとか。

プリント基板て、恐竜はともかく、サイコロカレンダーはともかく、ちょっとやっぱり格好良いです。
こちらの展示は、いろんな形状や用途に合わせてパパっと作ってくれるという会社だったのですが、PCの基板(マザーボード)って、単発で作ると凄いお値段だったことに驚愕です(笑)。


やっぱり量産しないと大変な価格に
やっぱり量産しないと大変な価格に。

どこの家庭にも一台はあるという「国鉄101系運転台型コントローラDX(TOMYTEC製)」にもこちらの基板が入ってるそうです。


国鉄101系運転台型コントローラDX

あと大変面白かったのはこちら。


台座のソーラーパネルに光を当てるとくるくる回転する置物

ボルトとかナットを組み合わせて作った人形っぽいものが、モーターの付いた回転台座に乗っていて、台座のソーラーパネルに光を当てるとくるくる回転する、っていう置物。
があったのですが、これはこちらの展示ブースでアンケートに答えて場内のガチャを引いて当たったらもらえる、ということで、物凄い行列ができておりました。
ガチャを引くマシーンも自家製らしく、名刺を入れると一回引けるようになっていました(多分)。
何が面白いって、「ハズレはありませんのでぜひ参加してくださいね♪」というコンパニオンさん達の呼び込みで、
ほとんどの人が置物目当てに吸い寄せられて行くのですが、出口ではみんながあめ玉などと引き換えにそそくさと出てくる様子が何かを量産する工場みたいで面白かったです。
わたしはこのブースを「お名刺接収マシーン」と、勝手に命名したいくらいに印象的でした。

そのほか、カーエレクトロニクス関連の展示も多かったのですが、EVが特に人を集めていました。


EV

構造としては、エンジンのかわりにモーターが入ってるわけですね。そしてだいたい座席の下にバッテリー搭載で、こういうのがいわゆる電気自動車のスタイル。製造コストやら充電スタンドとか、諸々の課題が解決されてくると、もしかして、こっちの方が「ウェアラブル」よりも先に来たりして・・・

ではでは今年も、よろしくお願いしますー。

電気先生
電気先生
インターネットやパソコン・携帯・スマホの世界になぜか精通しているだけでなく、アキバ系のダークなカルチャーにどっぷり浸かっている毎日。
ツイッターにも出没中。苦情はこちらへお願いします → @siuyanmm


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