2015年3月6日 

■60年の節目、ヤマハ“レーシングブルー”の新たなる戦略

全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスに参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAM 、ライダーは国内最高峰クラス4連覇を狙う♯1中須賀克行。もちろん、マシンは新型 YZF-R1。チーム監督の吉川和多留氏、木村隆昭 ヤマハ発動機 代表取締役副社長と記念撮影。

 3月6日、「2015年ヤマハモータースポーツ活動計画」の発表会が開催された。今シーズンはロードレース、モトクロス、トライアルの全日本選手権にファクトリーチームとして出場、参戦マシンのお披露目も行なわれた。

 1955年7月1日に創立されたヤマハ発動機は、その3日後には「富士登山レース」に出場。ヤマハはモータースポーツと共に成長を続けてきたというワケだ。60年の節目となる今年は、将来に向けた新たな戦略を展開。①ブランディング②技術のフィードバック③普及活動というモータースポーツ活動の方針の元、先の全日本ファクトリーチーム投入に加え、有望な選手を育てる全日本ユースチームの結成やアジアロードレース選手権への参戦がポイントとなっている。もちろん、ロードレースの世界最高峰・MotoGPクラスで2位に甘んじるワケもなく、王座奪還に向け闘志を燃やしている。

 また、久々のフル・モデルチェンジとなった「YZF-R1」はモータースポーツを意識した仕上がりとし、来シーズンよりスーパーバイク世界選手権にカムバックを予定。2015年以降、ヤマハ“レーシングブルー”フィーバーはしばらく続きそうだ。興奮と感動に期待したい。



全日本モトクロス選手権・IA1クラスに参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAM 、ライダーは♯5平田 優と♯500安原 志。マシンはYZF450FM。 全日本トライアル選手権・IAスーパーに参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAM 、ライダーは12回目の全日本チャンプを狙う♯2黒山健一。マシンはTYS250F。


全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスに参戦するユースチーム、YAMALUBE RACING TEAM 。ライダーは♯8野左根 航汰、♯33藤田拓哉を起用。マシンは新型YZF-R1。 全日本モトクロス選手権・IA2クラスに参戦するユースチーム、YAMALUBE RACING TEAM 。ライダーは♯43渡辺祐介、マシンはYZ250F 。