2015年3月16日 

■ドゥカティジャパンが2015年モデルの発表会を開催

 ドゥカティジャパンは、3月13日、東京新木場のSTUDIO COASTにおいてドゥカティの2015年モデルを、国内のモーターサイクルショーに先駆けて公開した。当日は国内のドゥカティディラーやドゥカティユーザーも参加する盛大なイベントとして開催された。

IMGP4912s.jpg IMGP5062s.jpg
「Ducati 2015 Japan Premium」と銘打って盛大に開催されたドゥカティジャパンの2015年モデル発表会。やはり注目の的はドゥカティの新ブランド「Scrambler」だった。同様に2015年モデルのDUACTIで注目車種と言える新型「Multistrada」の方は、WEBミスター・バイクでも松井 勉さんが『日々是試乗三昧』で近日取り上げる予定なので乞うご期待。

 会場で注目を集めていたのは、なんといってもドゥカティの新ブランドとなる“Scrambler”で、このモデルはドゥカティの新たなシリーズ、という扱いではなく、“DUCATI”と並ぶ、新ブランド“Scrambler DUCATI”という独立した存在となるという。イメージカラーもドゥカティのレッドに対抗して、イエローが採用され、まったく新しいブランドであるということを主張している。

01_icon_s.jpg 02_Urban_Enduro_s.jpg
Scrambler Icon。 Scrambler Urban Enduro。
03_Full_Throttle_s.jpg 04_Classic_s.jpg
Scrambler Tull Throttle。 Scrambler Urban Classic。

 Scramblerに搭載されるL型2気筒デスモドロミック2バルブ、803ccエンジンは、75HP(55kW)/8,250rpmの最高出力と、68Nm(50lb-ft)/5,750rpmの最大トルク(イタリア本国仕様参考値)を発生。トレリスフレームに搭載される。

 ラインナップは4タイプからなり、最もベーシックなタイプの「Scrambler Icon」は、ティアードロップ型スチール製燃料タンク、交換可能なアルミニウム製サイドパネル、足つき性の良いローシート(790mm)、軽量(乾燥重量170kg)および低重心、リラックスしたライディングポジションを実現する幅広ハンドルバー、ガラス製パラボラと超モダンなLEDライトガイドを採用したヘッドライト、LED拡散光テクノロジーを使用したリアライト、液晶インストルメントパネル、機械加工アルミニウム製タイミングベルトカバー、スチール製ツインスパー・トレリスフレーム、ダイカスト・アルミニウム製リア・スイングアーム、10本スポーク軽合金ホイール、フロント18インチ/リア17インチ、エンデューロ志向のスクランブラー専用ピレリ製タイヤ、デュアル・チャンネルABSを標準装備、大容量シート下収納スペース(USBソケット付き)などの特徴を持つ。

 他の3タイプはこの「Scrambler Icon」の基本構成をベースに展開されており、「Scrambler Urban Enduro」では、アルミニウム製リム付きスポーク・ホイール、エンジンサンプ・ガード、プラスチック製ハイ・フロント・マッドガード、ヘッドライト・グリル、ハンドルバー・クロス・ストラット、プラスチック製フォーク・プロテクター、水平方向にリブを設けたステッチ・パターンとモダン・ファブリックが特徴の専用シート、専用ロゴを採用。

「Scrambler Full Throttle」は、テルミニョーニ製ローポジション スリップオン・マフラー(型式認証取得済)、ロー・テーパード・ハンドルバー、イエロー・インサート付きフラット・トラック・スタイル・シート、インジケーター・ライト・サポート、スポーツスタイルのフロントフェンダー、ブラックの燃料タンク・サイドカバー、専用ロゴ。

「Scrambler Classic」では、アルミニウム製リム付きスポーク・ホイール、金属製フロント&リアフェンダー、ひし形ステッチ・パターンを採用した専用シート、’70年代のスクランブラーを連想させる、ブラックのセンター・ストライプを配した燃料タンク、そして専用ロゴを採用など。

 価格は、Scrambler Iconが、999,500/1,014,500円(カラーにより異なる)、Urban Enduro、Full Throttle、Classicは、それぞれ各1,199,500円と発表された。国内導入は5月を予定している。

■DUCATI JAPAN http://www.ducati.co.jp/