出発当日、ゴールデンウィークの渋滞を少しでも避けるために午前5時00分に自宅を出発。今日も愛車ジェベル250XCは快調だ。東名高速に入り、目立った渋滞もなくスムーズに東京を脱出。愛知県に入ってから何度か渋滞にはまるものの、東海北陸自動車道に進む。最初の目的地である「やまと温泉 やすらぎ館」近くのぎふ大和インターで下車。そこから国道156号線に入り、県道317号線を郡上市方面に少し進んだところにある「やまと温泉 やすらぎ館」に到着。時間は午後0時15分、出発してから約7時間が経っていた。
「やまと温泉 やすらぎ館」は岐阜県郡上市大和町にある日帰り入浴施設だ。ここは道の駅「古今伝授の里やまと くつろぎ広場」に隣接されている。道の駅には連休中でお昼時のせいか多くの人で賑わっている。道の駅とは別棟にある温泉に向かう。入湯料は700円。浴室は週替わり制で、この日は「後朝の恋」だった。内風呂のみならず露天風呂も広々しており、露天風呂には「後朝の恋」の特徴である滑り台(スベリン浴槽)が設けられている。適温のお湯はヌルスベ系で、かなりのヌルスベ感が楽しめる。5月初旬とは思えない陽気とともに幸先のいいスタートとなった。
「やまと温泉 やすらぎ館」を出発して次に向かったのは「母袋(もたい)温泉」。県道317号線を郡上市方面に進み、途中林道に入って約40分ほどで到着した。「母袋温泉」は岐阜県郡上市大和町にある冬場はスキー場、夏場はキャンプ場として運営されている入浴施設だ。建物前にはいかにもスキー場らしい山裾が広がっている。入湯料は540円。内風呂、露天風呂ともにそれほど大きくない。お湯は無色透明で、露天風呂のほうが少し熱めのお湯が注がれている。内風呂でくつろいでいたところ、脱衣場から音がし始めた。何かなと思った途端、小学生から中学生くらいと思われる子どもたちが20人くらい一気に入ってきた。これは落ち着いて入れないと思い、そそくさと外に出た。貸切ならまだしも、先客がいるところで、子どもたちだけで引率の大人がいないのはどうかと思った。その時に入っていたのは私だけでよかった…。
「母袋温泉」に入ったところで時間は午後2時30分。先に岐阜県入りしている玉井カメラマンが恵那市付近に入るというので、合流すべく恵那市方面に向かう。林道を通って県道318号線を国道156号線方面に進み、国道156号線に入って関市方面に進む。郡上八幡に入ったところで国道256号線に入り、高山・下呂方面に進む。「母袋温泉」から約1時間ほど走ったので、国道41号線が分岐する手前にある「飛騨金山ぬく森の里温泉 道の温泉駅かれん」に入ることにした。
「道の温泉駅かれん」は岐阜県下呂市金山町にある宿泊施設と入浴施設を備えた道の駅だ。入湯料は450円。浴室は窓が広くて開放感がある。内風呂、露天風呂ともにほぼ同じ大きさ。お湯は無色透明でちょうどいい湯加減。静かなロケーションの中でゆったり入れる。
「道の温泉駅かれん」を出たところで玉井カメラマンに連絡すると、キャンプ場探しに難航した結果見つからず、恵那市内のビジネスホテルに宿泊することになったので、こっちに来ないほうがいいとのこと。そうなるとこの周辺でキャンプ場か宿を探さなければならない。できればキャンプをしたかったので、スマホで検索したところキャンプ場が2件見つかった。1件目はダメで、次に電話した「カオレオートキャンプ場」で1サイトだけ空いているとのこと。バイクで向かうことを告げると「バイクなら良くしておくよ!」と管理人の方が言ってくれた。これで今宵の宿泊地が確保できたので、キャンプ場に行く途中にある「南飛騨馬瀬川温泉 美輝の里」に入ることにした。
国道256号線を郡上八幡方面に戻り、県道86号線に進み、馬瀬大橋を渡らずに県道431号線に入り、数キロ進んだところに目的地はあった。「南飛騨馬瀬川温泉 美輝の里」は岐阜県下呂市馬瀬西村にある温泉施設だ。「スパー美輝」が日帰り入浴、「ホテル美輝」が宿泊施設となっている。入湯料は700円。浴室は広々しており開放感がある作り。内風呂は大きく、さらに露天風呂は眺めが良くて開放感バツグン。すでに日が落ちかけていたが、日中の晴れた日ならかなり気持ち良さそうだ。ちょっとヌルスベしている無色透明のお湯が楽しめた。
外に出ると時間は午後5時50分。日が長いとはいえ、さすがにキャンプ場に向かわないとヤバイ。県道431号線を高山方面に進み、国道257号線を川上(かおれ)岳方面に進む。途中工事区間などがあって迂回ルートを通らなくてはならずヒヤヒヤしたが、無事「カオレオートキャンプ場」に到着した。受付で先ほど電話した者ですと告げると「1泊だよね。オートバイ…じゃあ1000円でいいよ」とのこと。後で調べたところ、通常なら4000円はするらしく、管理人の方が私に気を遣ってくれたらしい。ありがたいことだ。聞くところによると、この周辺はキャンプ場が極端に少なく、気軽にキャンプできない地域らしい。そういう背景もあっての料金設定だったようだ。
場内は家族連れのオートキャンパーでいっぱい。指定されたサイトに行ってみると車1台分は余裕で駐車でき、おまけにAC電源が付属している。こんな良好な環境で1000円はなかなかない。本当にラッキーだった。テントを張り、管理人の方がお薦めしていた明宝温泉に行ってみることにした。街灯のない夜道をひたすら走ること10分ほどで「明宝温泉 湯星館」に到着した。
「明宝温泉 湯星館」は岐阜県郡上市明宝奥住にある日帰り入浴施設だ。入湯料は500円だが、キャンプ場にあった割引券を使って450円だった。内風呂、露天風呂ともに広く、露天風呂は開放感のある和風作り。お湯は無色透明で、ちょっとヌルスベしている。館内は山奥にもかかわらず多くの客で賑わっていた。外に出ると辺りはすっかり真っ暗になっていた。キャンプ場に戻ってから夕食を食べ、朝が早かったせいもあり、早々に寝てしまった。
翌朝、天気は晴れ。山奥らしい清清しい空気が漂っている。せっせと朝食を作り、木漏れ日が差し込む中、テントを撤収。午前8時30分、キャンプ場を出発した。今日は午後2時までに「大垣市野外活動センター」に着けばいいので、まずは郡上八幡の近くにある「板取川温泉バーデェハウス」に向かうことにした。国道472号線を郡上八幡方面に進み、途中道の駅明宝でお土産とおやつを購入。国道472号線から国道156号線に出て関市方面に向かい、国道256号線を板取川方面に進む。県道52号線(板取街道)と分岐するところで県道52号線に向かい、数キロ走ったところに「板取川温泉バーデェハウス」があった。
「板取川温泉バーデェハウス」は岐阜県関市板取にある日帰り入浴施設だ。入湯料は600円。午前10時00分の開店直後にもかかわらず多くの人で賑わっている。内風呂はそれほど広くないものの、和風作りの露天風呂はなかなか広くて開放的。ちょっとヌルスベ感のある無色透明のお湯だった。朝風呂に最適の温泉だった。
午前中に2湯は入りたかったので、県道52号線を戻って256号線を関市方面に進み、県道59号線方面に進んだ先にある「関市武芸川(むげがわ)温泉 ゆとりの湯」に向かった。「関市武芸川温泉 ゆとりの湯」は岐阜県関市武芸川町にある日帰り入浴施設だ。入湯料は600円。館内、浴室ともにキレイ。ゆったりとした内風呂に加えて、露天風呂も広々している。ここも無色透明でややヌルスベ感のあるお湯だった。
外に出ると午後1時を過ぎていた。五月晴れとはいかないが、雲の隙間から青空が見えている。玉井カメラマンは関市にある関鍛冶伝承館にいるとのこと。私はそろそろ集会場所に向かうことにした。国道256号線を岐阜市内に向かい、県道77号線を通って県道55号線を池田方面にひたすら進む。池田温泉が見えてきたところで県道241号線に入り、ほどなく進んだところに「大垣市野外活動センター」があった。今回の参加人数は7人。全員集まったところで近くにある「池田温泉」に向かった。
「池田温泉」は岐阜県揖斐郡池田町にある日帰り入浴施設だ。本館と新館があり、私たちは本館に向かった。料金は600円。中に入ると、外からは想像できないほど大勢の客で溢れかえっていた。内風呂はやや狭いが、露天風呂は広々している。無色透明のお湯はヌルスベ感があり、気持ちいい。新館が気になるところだが、今回はパスした。