ビーノ XC50/XC50D 193,200円/198,450円(4月20日/2月14日発売)

★ヤマハ ビーノ XC50/XC50D 車両解説

人気のレトロポップスタイルスクーター
2012年モデルは車体カラー&グラフィックを一部変更

1997年3月の2ストロークモデル発売に始まる“レトロポップ”スクーター、ビーノ。丸目ヘッドライト、フラットなフロア、大きめのレッグシールドに深いフロントフェンダー、フルカバードタイプをイメージさせるリアサイドカバーなどノスタルジックなビンテージスクーターフォルムに、ジョグで定評の6.3馬力エンジンを搭載してデビューした。

流行廃りの多いファッション系スクーターといえたが、すでに15年にならんとする歴史を作り上げてきている。やはりビンテージスクーターの定番デザインには強い力があるのだろう。

それはともかく、歴史を刻み続けられたのは、2004年(3月発売)のフルモデルチェンジで、燃費向上と環境対応をはかった4ストロークエンジンへと切り換えられたことも大きなポイントだ。それも原付スクーター初の3バルブとメッキシリンダーを採用した先進の4ストロークエンジンだった。生産もこの頃から“当然”となりつつあった海外拠点(ヤマハモーター台湾)に移行されている。

その後は2008年モデル(2007年11月発売)としてF.I.化が行われたのが大きな変更点で、それ以外はイヤーモデルとしてほぼ毎年細かい改良が続けられて今日に至っている。

昨年は、ベーシックモデルのビーノ XC50が新グラフィックのVino立体エンブレムの採用と、インナー色に淡いベージュ系を取り入れカジュアル&ポップ感を演出。デラックスバージョンのXC50Dでは、ヘッドライトカバーが従来のクロームメッキ処理から車体と同色の塗装仕様となった。

2012年モデルの今年は、XC50がカラー設定の変更と新グラフィックエンブレムの採用、デラックス仕様のXC50Dがニューカラー3色の採用により、継続色の2色と合わせ5色展開になった。XC50は4月20日発売。

XC50では、ブラックメタリックX(ブラック)と、ホワイトメタリック1(ホワイト/ブラック)の2色に。
XC50は、さらに丸を基調とした新グラフィックの「Vino」エンブレム、マットブラックのメーターボディが採用された。
XC50Dでは、新色3色と継続色2色の設定に。新色ライトイエローイッシュグレーソリッド(ベージュ)。
XC50D。新色グレーイッシュブルーメタリック8(オーシャンブルー)。
XC50D。新色パープリッシュレッドメタリック2(ガーリーピンク)。継続色はダークレディッシュグレーメタリック2(ダークブラウン)とパープリッシュブラックパール2(ブラックパール)の2色。

★YAMAHA プレスリリースより (2012年1月19日発表)

お洒落なスタイリングに多彩なカラーリングを設定
「ビーノ XC50」「ビーノ XC50D」
2012年モデルについて

ヤマハ発動機株式会社は、お洒落なレトロポップスタイルで人気の原付1種スクーター「ビーノ XC50」シリーズのカラーリングを変更した2012年モデルを2012年2月14日より順次発売します。

「ビーノ XC50」は、“ピュア モノトーン”をカラーリングコンセプトとして「ブラックメタリックX」(ブラック)と「ホワイトメタリック1」(ホワイト/ブラック)を設定しました。また、車体デザインにマッチした“丸”を基調とした新グラフィックのエンブレム、マットブラックのメーターボディを採用しています。

クロームメッキのメーターボディや立体エンブレムを装備したデラックス仕様の「ビーノ XC50D」は、“ナチュラル”な「ライトイエローイッシュグレーソリッド4」(ベージュ)、 “レトロ&キュート”な「グレーイッシュブルーメタリック8」(オーシャンブルー)、“華やか”な「パープリッシュレッドメタリック2」(ガーリーピンク)の新色を設定しました。人気の「ダークレディッシュグレーメタリック2」(ダークブラウン)と「パープリッシュブラックパール2」(ブラックパープル)は継続設定します。なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

名称
「ビーノ XC50」「ビーノ XC50D」
発売日
2012年2月14日(ビーノ XC50は4月20日)
メーカー希望小売価格
「ビーノ XC50」
193,200円(本体価格184,000円/消費税9,200円)
「ビーノ XC50D」
198,450円(本体価格189,000円/消費税9,450円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
カラーリング
「ビーノ XC50」
■ブラックメタリックX(新色/ブラック)
■ホワイトメタリック1(新色/ホワイト/ブラック)
「ビーノ XC50D」
■ライトイエローイッシュグレーソリッド4(新色/ベージュ)
■グレーイッシュブルーメタリック8(新色/オーシャンブルー)
■パープリッシュレッドメタリック2(新色/ガーリーピンク)
■ダークレディッシュグレーメタリック2(ダークブラン)
■パープリッシュブラックパール2(ブラックパール)
販売計画
9,000台(シリーズ合計、年間・国内)
「ビーノ XC50」「ビーノ XC50D」フィーチャーマップ
★印は「ビーノ XC50D」の専用フィーチャー
※印は「ビーノ XC50」の新フィーチャー
 
・★クロームメッキのメーターボディ
・※マットブラックのメーターボディ
・乗り心地に優れたオイルダンパー採用
・アルミ製軽量ホイール(前後)
・フロアマット標準装備
・フューエルインジェクション採用
・水冷4ストロークオートマチックエンジン
・燃焼効率に優れた3バルブ方式
・鍵穴シャッターとリアホイールロックがワンタッチで可能な盗難抑止機構「Gロックシステム」
・シートを開けずに給油可能な給油口
・取り扱い易いハンドルスタンディング
・容量19リットルのヘルメットトランク
・★クロームメッキ立体エンブレム
・※新グラフィックエンブレム(ビーノXC50)

★主要諸元

車名型式 JBH-SA37J
ビーノ XC50/XC50D
発売日 2012年2月14日(XC50は4月20日)
全長×全幅×全高(m) 1.675×0.645×1.005
軸距(m) 1.160
最低地上高(m) 0.095
シート高(m) 0.715
車両重量(kg) 80
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) 66(30km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A313E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.1[4.2]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 3.9[0.40]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.5
クラッチ形式 自動遠心式
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 2.731~0.844
キャスター(度) 24°05′
トレール(mm) 70
タイヤサイズ 90/90-10 41J
90/90-10 41J
ブレーキ形式 リーディングトレーリング
リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン