2015年7月8日 

■原付で本州と淡路島の行き来が再び可能に! 明石海峡に新高速船就航

淡路島内3市、明石市に在住・通勤・通学・出身者から船名を募集。夢、希望、絆、船旅にちなんだ作品163件の中から「まりん・あわじ」に決定した。船体部の装飾デザインも65件の応募があったという。

 2010年、兵庫県の明石と淡路島を結んでいた「たこフェリー」が運行休止に。明石海峡大橋の開通により、利用者が減少したことによると言われている。

 フェリーが無くなってしまったことによって、明石海峡大橋は自動車専用道路のため125cc以下の原付バイクは海を渡ることができなくなってしまった(自転車は「淡路ジェノバライン」各船に乗船可能)。淡路島で開催されるバイクイベントに原付バイク自走で参加できなくなってしまい、残念な思いをしているライダーは多い。そして、淡路島で生活する人々が不便を強いられているのも言うまでもない。

 それから5年の時を経て、淡路ジェノバラインは明石海峡航路の新高速船「まりん・あわじ」を就航することになった。国、県、関係市などで組織される「明石海峡海上交通に関する協議会」で対策を協議、役割分担を行い、淡路市が新船を導入することになったという。8月2日(日)10時、岩屋港(淡路市)で就航式が行なわれ、14時より運航が開始される。125cc以下の原付バイクが乗船できるのは9月23日(水)からとなっている。

 尚、8月2日の就航式では淡路島岩屋漁業協同組合による大漁旗の大漁船パレード、シーフードカレーの振る舞い、ステージイベントなどを予定しているという。

●運賃(片道)
大人:500円 小人・幼児:250円 乳児:無料 自転車:220円 二輪車(125cc以下):450円

●「まりん・あわじ」の概要
船型:双胴船型(アルミ製)
航路:岩屋港~明石港
大きさ:全長32.69m×幅8m
総トン数:約120トン
航海速力:24ノット(最大速力27ノット)
建造費:4億7520万円
旅客搭載人員:180人
二輪車搭載台数:8台(125cc以下)20台(自転車)
主機関:ヤンマー製 高速ディーゼル 1080kw×2基(1468馬力×2基)

問:淡路ジェノバライン
TEL:0799-72-0181
http://www.jenova-line.co.jp/